ねこのチャッピー (にじいろえほん)

  • 小峰書店
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本棚登録 : 93
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784338261036

作品紹介・あらすじ

いたいほど晴れあがった空、こころさわがせる雨、しずかな雪のふる音、木々の葉におどるひかりの風、あのころとおなじように、時間がゆきすぎる。きみと過ごした時間は、もうもどってこない。いま、ふと思う。あの時のことを。画家の飼い猫、チャッピーと家族との日々をあたたかなまなざしで描く。

感想・レビュー・書評

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    家ネコあるあるを見ながら笑い
    ネコの老後から別れを見て切なくなる
    たんたんと描かれているので
    凄く笑っちゃうとか
    凄く泣いちゃうというものではないので
    子ども受けはあまり良くはなかった
    でも生き物と一緒に暮らすと
    必ず体験する喜びと悲しみを
    知ってほしくて借りてきた
    まだ心に響いてはないけれど
    いつかその日がきたら
    ふと思い出してもらえたらと思う

    最後はやっぱり目頭が熱くなったけれど
    ささめやさんの描く
    チャッピーの素朴な愛らしさと
    お話の雰囲気で
    泣けてしょうがないというよりは
    じんわりと涙がという感じ
    大人向けの絵本かなと思う

  • 個人個人の「わたしのねこ」に注ぐ思いはとても深くて、言葉に表しきれない愛情に満ちている。
    静かに迎える命の時間の最後にグッと胸が詰まった。
    そばにいてくれるだけの幸せを精一杯かみしめていたい。

  • 開くといきなり、『いつだってそばにいた…』
    あぁ、これはまずい。そっち系か…と読んでいると、私もネコを飼っていたので、うんうん、そうだよね〜と。
    でもやっぱり最後はしゅんとしちゃいますね。

  • 2014.1.5

    【経緯】
    図書館

    【書き出し】
    うみべのりょうしの家にうまれたこねこが三匹。そのうちの一匹は、鼻の上にくろいもようがあって、かわいかった。

    【感想】
    うちのネコもいつかは…。
    おセンチになっちゃうね。

    【共感】
    こねこだと思っていたのに、いつのまにか大きくなっている。

  • いつだって側にいた ネコのチャッピー。鼻の上に黒い模様があって、家族の一員として いつも一緒だった。赤ちゃんの時にもらわれてきて、年月はたち、そして年老いてゆく。もうすぐ23歳というとき、チャッピーは動かなくなった。
    側にいるだけで幸せだったのに、死んでしまったチャッピー。
    ペットを亡くした悲しみを描く絵本。

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著者プロフィール

ささめやゆき

1943 東京・蒲田生まれ
1972 パリ・ニューヨークを経てノルマンディ半島にくらす
   一年間ただ絵を描き続ける
1985 ベルギー・ドメルホフ国際版画コンクールにて銀賞
1993 国立劇場の「日本芸術文化振興会ニュース」の表紙絵 2016年までつづく
1995 『ガドルフの百合』(偕成社)で小学館絵画賞
   リトアニア・ヴィルニュスで個展
1996 エッセイ集『ほんとうらしくうそらしく』筑摩書房より刊行
   『テントの旅人』モスクワ・銀の糸社より刊行
1998 集英社の文芸誌「すばる」表紙絵 2005年までつづく
1999 第30回講談社出版文化賞挿絵賞
2001 『あしたうちにねこがくるの』(講談社)で第6回日本絵本賞
2003 サンフランシスコで個展
   新国立劇場での井上ひさしの芝居「夢の泪」「夢の痂」などのポスター絵を依頼され、以後こまつ座のポスターを多く描く
2018 ジョージアに旅行。ピロスマニの絵をみる
2019 リノリウム版画集『But と Or』 BL出版より刊行
2023 仙台文学館「ささめやゆき物語」(7月〜9月)
八ヶ岳小さな絵本美術館「ささめやゆきの絵本」(9月〜11月)

「2023年 『マルスさんとマダムマルス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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