透明人間になった男の子のはなし (マジカル・チャイルド 4)

  • 小峰書店 (2014年1月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (124ページ) / ISBN・EAN: 9784338275040

感想・レビュー・書評

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  • 宇宙旅行ご招待に当たった両親が留守の間、隣の家に預けられたサム。ところが両親の乗った宇宙船は行方不明に。もう帰ってこないだろうと思った隣のおばさん・ヒルダは、サムの両親の保険金を狙う。
    子どもになんか興味はないけれど、TVに取り上げられて有名になりたい、保険金が欲しいというヒルダにサムはほとんど囚われの身。そんなサムの救いは、裏庭で出会った小さな宇宙人のミズタマ。ともに両親に会いたいサムとミズタマは力を合わせる。

    楽しい透明人間物語。

  • 2024.01.23

  • 文字の大きさは中程度で、文庫本の小説ほど読みにくいわけではありませんが、普段から物語を通読すると言うことに苦がなく、翻訳された文章に慣れている子向け、という感じがいたします。
    あまり国語の文章問題に採用されそうな雰囲気ではありません、やや砕けた感じの文章です。訳者の方がイギリス独特の言い回しやジョークの翻訳にずいぶん頭をひねられたのだろうと言うふうに感じられました。
    挿絵はほぼ全ページに書かれてはいますが、小さなもので、状況説明すると言うよりはキャラクターの表情を描いています。(透明人間なので、表情と言うとちょっと違う感じもいたしますが…笑)
    漢字については、完全に調べきれてはいませんが、4年生までの漢字はふりがなを振っておらず、それ以降に習う感じはふりがなが振ってあるのだと思います。

    透明人間になった男の子の話と言うタイトルではありますが、主題は宇宙人の方でしょう。ジャンルはファンタジーではなくSFです。突然、泊まっていたお隣の庭にやってきた宇宙人との交流、異文化コミュニケーション、そして助け合い。全く違う2人に見えて、お父さんとお母さんに会いたいという共通点が2人の絆をまた確かにしてくれるのもとても素敵なシーンでした。
    誘拐といっても過言では無いような犯罪を前に果敢に立ち向かう男の子の様子は、海外の作者ならではと思ってしまいますね。現実の理不尽にSFの理不尽が襲いかかるのはもはやコメディです笑

  • 宇宙旅行が当たったけれど子どもは連れていけない。頼りにしていた友達の家では預かれなくなりあきらめようとしていたところへ隣の夫婦が預かると言ってくれた。〈イギリス一すてきなおとなりさん〉と言われた女性の本心はー。

    意外なストーリー展開がおもしろかったです。

    3、4年生におすすめ。

  • 月旅行に行った家の子どもを預かって、保険金をだまし取ろうとするお隣さん。
    サスペンス映画になりそうなストーリーですが、透明になれる宇宙人が落ちてきたりと、子ども向けらしい展開になっています。

  •  サムの両親は、一等に当選して月世界旅行へ。その間、サムはお隣に住むヒルダさんにあずけられる。ところが、ヒルダさんが考えていたのは…。

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