車夫 (Sunnyside Books)

著者 :
  • 小峰書店
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本棚登録 : 193
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784338287067

作品紹介・あらすじ

スカイツリーをあおぎ見る浅草を舞台に、車夫の世界に飛び込んだ少年と周囲の人たちとあたたかなふれあいを描く連作短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった、、!
    児童書とは思えないほどの重ための設定にも関わらず、さらっと読ませる文章。

    たったったったっ

    という、人力車を走らせる擬音が、
    読んでいて心地の良いところで入ってくるのがよかった。

    人力車をはこぶ「車夫」をメインに据えた連作短編集。
    続編もあるようなので読みたい。
    浅草と、人力車と、スカイツリーが
    見事にマッチした青春小説。
    児童書だけどヤングアダルトよりかな?

    人力車の引き手には「顔がいいやつしかいないんだよ」という作中のセリフがあるけど、
    実際、車夫さんってイケメンが多かったような。
    「顔がいいやつしかいない」設定、女子にうけそう。


    いとうみくさん、初読!
    と思っていたけど、
    まさかの「かあちゃん取り扱い説明書」の作者さんだった、、、、!読み終えて衝撃。
    またすてきな作家さんに出会いました。

  • 「力車屋は顔のいいやつしか採用しない。」ホストかよ!
    浅草を走る俥、力車屋の温かな話。登場人物それぞれのストーリーにホロリときます。

  • 高校を辞め17歳で車夫になった吉瀬走。
    彼をはじめ車夫の先輩やお客さんなど、
    皆それぞれに色々な事情や過去をもっている。
    だから、人に優しくできるのかな。
    やるせないけど、前を向こうとする姿に感動。

  • 先生の発言にどうしても違和感が残る。
    最後まで先生は学校の中から出てこられていないように思う。
    走くんの方が余程広い世界を見ている。

  • 高校の陸上部だった走の父が借金を残して失踪した。お嬢様育ちの母は、生活に疲れ、やはり失踪。ただ一人残された走は、退学せざるを得ず、途方にくれていたが、陸上部の先輩に人力車の車夫にならないかと誘われる。強引に乗せられた人力車は、衝撃的だった…。不器用だけど優しい人達が、それぞれのなやみを抱えながらも走のことを気遣う。あったかいものが残る物語。人力車に乗ってみたくなります。

  • 出奔した母が残していった鍋いっぱいのクリームシチュー。琳子のつくるクリームシチューを走がよく食べるのだというところが胸を突いた。

  • とある事情から高校を辞めて、車夫として働くことになった主人公と、主人公を取り巻く人たちの物語。
    1話ごとに違う人からの目線で語られていく。

    なかなか面白かった。ドラマして欲しい。
    ひと昔前の人情味溢れたヒューマンドラマな感じになるんじゃないかなぁ。

    人力車に乗りたくなりました。

  • 人力車をひく車夫の少年を中心にした連作短編集。

    お客さんと車夫の三十分から小一時間の交流。
    車夫仲間。

    そんなドラマがあるかもしれないなあと思うと、旅行で訪れた町を走る人力車を見るのが楽しみになりそうだ。
    もちろんハッピーエンドで。

    人力車は乗りたいような、乗りたくないような、自分の体重がうらめしいような、そうでもないような。

  • 車夫のお話って初めて読んだ。人力車乗ったことないけど、乗ってみたくなった。力車屋のみんなが家族みたいで、走とのやりとりがあたたかかった。

  • いとうみく、2作目。これも重い設定だけれど、連作短編というかたちで、読みやすくまとめられている。イケメンぞろいという設定は女子には受けるんだろうな。

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著者プロフィール

いとうみく 神奈川県うまれ。『糸子の体重計』(童心社)で日本児童文学者協会新人賞を、『空へ』(小峰書店)で日本児童文芸家協会賞を受賞。『二日月』(そうえん社)、『チキン!』(文研出版)が青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選ばれた。著書に『かあちゃん取扱説明書』(童心社)、『おねえちゃんって、もうたいへん』をはじめとする「おねえちゃんって、」シリーズ(岩崎書店)など。2020年『朔と新』(講談社)で第58回野間児童文芸賞を受賞。

「2021年 『つくしちゃんとおねえちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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