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本 ・本 (157ページ) / ISBN・EAN: 9784338330022
作品紹介・あらすじ
日暮れまで遊んではいけないよ。いつのまにか鬼が遊びの仲間に入ってしまうから……。知らずに鬼をよびよせてしまった子どもたちに訪れる「恐怖」を描く、連作短編集。不気味なお囃子があなたを鬼の遊びに誘います。
感想・レビュー・書評
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夏遊び+闇に隠れるアヤカシ。
決して連れこまれないように、最後はしっかり本を閉じて…
鬼遊びシリーズ第2弾。
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不思議よりもホラー寄りのお話ぞろいの短編集。
前作の「鬼遊び ~鬼よぶわらべ歌」よりも、今回の「鬼遊び ~地獄のお囃子」は、得体のしれないあやかしによる怖さ、不思議さが強めの話が多かったです。
また、前作である程度、お話の「怖さレベル」がわかったため、前作よりは怖さのハードルも下がり、読み切れました。
今回のお話のなかで、最後の一行までしっかり“効いているなあ~”と感じたのは、「金魚すくい」というお話でした。
ラストから2ページで明かされるからくりに、「そうだったのか!」と腑に落ちました。
鬼遊びシリーズも、残すところ“秋”と“冬”の遊び編です。
四季に合わせて1冊ずつ刊行されているこのシリーズ。
他のシリーズも進めながら、鬼遊びシリーズでは、四季の“遊び”と怖さを混ぜ合わせたお話を次から次へと生み出される廣嶋さんのすごさに、驚くばかりです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
盆踊りは特に怖かったです。子供向けとは思えない物語でした。大人になった今、チエちゃんほどのことはないにしろ一つや二つは忘れたい思い出があると思うんです。だからこそ大人になるほどこの物語が怖いとおもうのかもしれません。そんな思いを持って読んだのは私だけ?
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怖くて悲しい話もあるけど、双子の赤ちゃんを救った話はとても感動した。私のまだ生まれてこない赤ちゃんも鯉の背中に乗ってくるのだろうか。
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心が温まるお話もあれば、背筋が凍るようなお話も。鬼遊びシリーズの第二弾は夏が舞台。昔からの約束を守ることで人はどうにかバランスをとり、生かされているのかも。
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こわい。ゾクゾクします。救われる子どももいますが…。
暑い夏にはもってこいのシリーズかもしれません。
こんなにたくさんお話を考えられる作者の廣嶋さんってすごいわ。
秋と冬もよんでみます。
始まりのお囃子
影ふみ←助かってよかった
蛍狩り←蛍じゃなかった!
金魚すくい←シンだったのか
飛びこみ←ちょっと感動
盆踊り←こわい
肝試し←こわい
終わりのお囃子
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夏祭りのお話だけど、怖い
短いお話が集まっているから読みやすい -
「鬼」の中には過ちを犯した子供達を反省させるためにも出てくるんだなって思いました。ただ怖がらせるだけじゃないっていうところが鬼たちのいいところなのかなって思いました。
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また表紙詐欺だよ!!!!!!!!!!!!みんな逃げろ!!!!!!!
語り部が結局元凶かーいオチ、本当に後味悪いよな…。
でも赤ちゃんとお母さんのために飛び込む男の子の話は、いい話だったな…なんか…。
あと、きっとこの後この主人公はダメになっちゃうだろうな…オチ。怖いよね…。 -
遊びの中にも恐怖が潜んでる。
著者プロフィール
廣嶋玲子の作品





