意見分析エンジン: 計算言語学と社会学の接点

  • コロナ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784339024234

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  • 意見への関心は、1960年~1970年代の環境やエネルギーに関する世界的な問題から、当初は市民運動や住民運動だった政治と市民の対峙の構図が、1980年代には積極的解決に向けた市民参加へと変化した。欧米では、1990年代初めに市民参加に係わる法制度が整備され、日本でもパブリックコメント制度やPRTR法、パブリックインボルブメントの行政への導入など、人々の意見を重視する土壌が醸成されてきている。また、インターネットの存在が、人をつなげるだけでなく、モノやコトに対する評価や評判が新たなモノやコトを作りだす現象も生じている。
    ①自由回答型アンケート、②フォーカスグループインタビュー、③インターネット、などを通じて意見収集を行う。
    それらの意見を、目的に応じて、①内容分析、②会話分析、③グラウンデッドセオリーアプローチ、などの方法論を使って分析する。
    これらの意見分析のために、①評価表現辞書の構築、②評価情報を観点とした文書分類、③評価情報を含む文の分類、④評価情報の要素組の抽出と分類、といった要素技術を使い、分析システムを構築する。
    これらの意見収集手法、分析手法、要素技術、分析システムを活用し、①道路審議会基本政策部会「21世紀の道を考える委員会」の意見分析を行ったり、②ブログページの自動収集と分析を行うblogWatcherを開発し、トレンド分析、評判分析などを行った。

  • テキスト解析に関して社会学と工学の双方の視点から書かれている。意味分析の理論や応用として紹介されるシステムの技術レベルが高く手ごわい内容であった。この分野で成果を出すには、やはり理論と技術の両方が必要である。。。
    アプローチ方法は今行っている内容に非常に近く、参考になった。

  • 研究対象として購入。まだ読めていない。

  • blog watcher。ちょっと難しすぎた。

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