ヒューマンインタフェース

  • コロナ社 (2024年7月3日発売)
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本 ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784339029451

作品紹介・あらすじ

【ヒューマンインタフェース学会監修 HIテキスト】

本書は,情報系の学部で勉強する大学生を中心にヒューマンインタフェース(HI)の初学者を想定して執筆しました。HIの歴史,人の生理特性や心理特性,インタラクション方式などの基礎を学んだ後に,HIのデザイン原理やデザインプロセス,評価方法などの考え方や手法を習得し,今後のHIを概観する構成になっています。

それぞれの章で学ぶことが明確になるように,各章の冒頭におおまなか内容と目標をまとめ,章末には内容の理解を確認するための演習問題と,「良いHIとはなんだろうか」と考えるための発展課題を配置しました。本書をきっかけに,要求や特性が異なる多様なユーザにとって使いやすいHIを考える意識やスキルを身につけてもらえることを願っています。

【目次】
1章 ヒューマンインタフェース序論
2章 人の生理特性
3章 人の心理特性
4章 HIにおける人の行動とモデル
5章 情報の入力
6章 情報の出力とインタラクション
7章 GUI
8章 ユーザビリティとデザイン原則
9章 HIのデザインプロセス
10章 モデル化とプロトタイピング
11章 評価と改良(1)
12章 評価と改良(2)
13章 ユーザ支援技術・アクセシビリティ
14章 ネットワークとHI
15章 WIMPの先のHI

感想・レビュー・書評

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  • 表紙に記載されている通り、講義での教材としての使用を想定しているテキスト。2024年刊行だけあって内容は最近のガジェットも含めて紹介されている。ガチガチに専門分野を紹介、というよりも広く浅く、全般的な紹介というような感じで、1回生2回生あたりの講座になるのかな。しらんけど。個人的にはユーザビリティのあたりが興味深く読めた。

  • 2024年11月発行。情報系学生のための、と銘打たれているように大学の教科書としても使われることを想定しているように見える。HIについて幅広く知識を吸収することが可能。スマートフォンやスマートウォッチなど新しいデバイスについても盛り込まれている。個人的にはCSCWという言葉がまだ生きているのに大変驚いた。

  • 請求記号 548.2/H 99

  • 読者モニターレビューより転載 コロナ社HP
    https://www.coronasha.co.jp/np/resrcs/review.html?goods_id=8165

    読者モニターレビュー【 N/M 様(業界・専門分野:総合情報学[情報科学])】
    掲載日:2024/07/24

    本書は「ヒューマンインタフェース(HI: Human Interface)」について書かれた書籍である.

    なお,レビュー者である私自身,過去に『書き込み式 ヒューマンコンピュータインタラクション入門』(Ref:https://www.coronasha.co.jp/np/isbn/9784339029277/)をレビューしたこともあり,そちらに書かれていた内容のみが,本分野に関しての前提知識であることを予め注記しておく.

    まず,本書の特徴としては,大きく分けて2つある.

    1つ目は,先ほど記述したように私自身はある程度の前提となる知識がある状態で拝読させていただいたが,専門的な知識がなくても順を追って丁寧に読んでいければ理解できるように書かれている点である.

    2つ目は,各章末に,その章の内容が理解できたかを確認するための記述式問題と,実際に思考したり,Webサイトや文献などで調べたり,プロトタイプを作成するなどの発展問題が数問用意されている点である.前者は,本書の内容をしっかり理解していればそれほど難しい問題はないように感じた.後者は,本書は15章立てということで,大学の情報系の学部や学科での講義用テキストとしての側面もあるため,レポート課題や演習(実習)で扱われる可能性が高いだろうと思われる.

    本書を読むことにより,ヒューマンインタフェースの分野に関する基礎的な知識が網羅できるだろうとも感じた.

    また,各章を通じて,個人的に感じたのは,『書き込み式
    ヒューマンコンピュータインタラクション入門』の方で概論的に理解した部分が,本書では更に深く,前後関係が詳細に記述されていたように多くの部分で感じ取られた.そういった意味では,両著書とも是非,手に取って読まれることを個人的にはオススメする次第である.

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