「試し書き」から見えた世界

  • ごま書房新社 (2015年9月30日発売)
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本 ・本 (188ページ) / ISBN・EAN: 9784341086251

作品紹介・あらすじ

世界106カ国、2万枚収集!試し書きをとおした世界の紀行文、はたまた文化人類学。

感想・レビュー・書評

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  • 六輔と書いてあるの、見たことある。

  • 2022.05.19

    面白い視点の本だったけど、お国柄紹介の半分くらいで飽きてしまった。
    試し書きとお国柄の解釈もやや強引だし、無理矢理こじつけただけでは?
    でも世界中を旅できて羨ましいと思った。

    巻頭カラーで試し書きが載っていたのはいいけど紹介する順に並べて欲しかった。バラバラに掲載されていて、試し書きを探すのが大変だった。

    クリップからはじめて、家をもらったカナダのわらしべ長者の人すごい。続ける根性もすごい。
    世界には本当にいろんな人がいるなぁ…。

  • 「縦書きの国に生まれて、雨降りは物語だと存じております」
     という試し書き。縦書きの文字列を雨になぞらえているのが、何とも日本的で、書いた人のセンスと情緒を感じさせます。
    (P.181)

  • 試し書きを通して分かることが、こんなにあるんだとびっくりしました。世界中の試し書きを集め、著者が試し書きを通して感じたお国柄。著者のあたたかな眼差し、語り口調が好きです。

  • 文具コーナーにある試し書き。普段何気なく書いているがお国柄によって色々と個性がある。それを世界放浪していたたとき発見した著者が、その魅力について紹介している。

    日本では「衣」「裁」などで試し書きするのが、良いと言われているが、無意味に丸を書いたり、直線を書いたりしているのを見ることが多い。

    また意図して書かれていないだけに一期一会の出会いもありそれがまた魅力を増す理由なのだろう。

    最初のカラーページにコレクションの一例が紹介されているが、日本では考えられないようなポップな色遣いやデッサン作品のような「試し書き」を超越した「作品」があり、その魅力は理解できる。
    またお国柄も出ているというのも魅力の1つだと思う。

    ただ、軽いエッセイとしてさらさら読むには楽しいが、全体的に「薄い」印象。
    その原因として個人的には各国の概要があまりにステレオタイプすぎるし、試し書きもそのタイプに沿った見立てをしているように感じるためだと思う。

  • 文房具店などに必ずある試し書きの紙。

    色々な国の試し書きを集めてみたらお国柄が出ていました。

    試し書きに注目するというのが非常に斬新な発想ですね。

    これからは試し書きを見るときの意識が変わるかも。

  • ユニーク。
    これを本にする、これを収集すること自体、常人は考えもしない。多数の国から集めたことに感服する。

  • 2016/2/5読了。

  • 試し書きを見ると性格や文化がわかると。世界各国をめぐり、試し書きを集める。書けないかもしれないペンを売っている国で、書けるかどうかを確認する試し書きと、書き味を確認する試し書きは違うと、なるほど。試し書きを評論するだけでなく、それをもらうための苦労などの話もあり、確かにそんなものを集めるのは苦労するのだと思う。

  • 丸善、ジュンク堂本の収穫祭2015

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