わが友本田宗一郎 (ゴマビジネス)

著者 :
  • ごま書房新社
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本棚登録 : 89
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784341120054

作品紹介・あらすじ

小さな町工場から世界的な大企業、ホンダとソニーを育て上げ、ともに戦後を代表する"天才技術者"と並び賞されてきた本田宗一郎・井深大両氏は、深い部分で共鳴しあい、信頼しあった仲でもあった。つねに新しいモノづくりに情熱を傾け、夢に向かって突き進んでいった2人は、何を語らってきたのか。40年来の"心の盟友"だからこそ語れる真実。

感想・レビュー・書評

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  • だいぶ前にフジテレビでやっていた釣瓶さんとSMAPの香取君がやっていた番組でSONYの盛田さんが井深さんの話をしていたことを思い出した。
    どちらかというとSONYより松下派で、デザインはよくてもな~とあまり選ばない。
    でも、井深さんも盛田さんもTVでみたり本を読んだりすると興味深い人だなと思っている。

    2輪もHONDAよりYAMAHA派なのだけれど本田宗一郎さん好き。

    盛田さんも本田さんもちゃんと技術者なのだな。

    時代背景もあるだろうけれど創始者としてとても魅力的な人たちだなとあらためて思った。

  • 【配置場所】特集コーナー【請求記号】289.1||I
    【資料ID】19112574

  • ■書名

    書名:わが友 本田宗一郎
    著者:井深 大

    ■概要

    今日の日本を築き上げたSONYの井深大氏とHONDAの本田宗一郎氏。
    二人が確かめ合った企業人の覚悟、そして男の誠実と友情
    (From amazon)

    ■感想

    近くの図書館から頂いた本のうちの一冊。

    HONDAの創設者、本田宗一郎さんとSONYの井深 大さんの対談を踏ま
    えた本です。

    井深さんが本田さんについて、色々と語っているのがメインです。

    お二人とも、似てる部分、違う部分は当然ありますが、自分以外の
    人間の能力を見抜く点(お互いに優秀な№2がいた)、自分が出来る
    事を理解している点、モノづくりへの執着心、あきらめない点は
    似ている部分だと思います。

    全部に共感できなくても、ものづくりの第一線で実際に結果を出して
    いた人の言葉には説得力があります。

    ■気になった点

    ・最初にあるのは、こういうものをこしらえたいという目標なのです。
     技術や手法に拘らず、目標を達成するために合ったものを探して
     いく。

    ・経営者としては二人とも失格です。

    ・素人だからこそ、その時の常識にとらわれない、技法で、新しい
     製品が作れたのです。

    ・周囲から「できっこない」と言われると、「やってやろうじゃないか」
     とその気になってしまう面があります。

    ・多くの人に喜ばれるもの、多くの人を幸せにするものを、ということを
     何を作るにしてもつねに第一においていたのが本田さんでしょう。

    ・ものを作る苦労や喜びを知っている人は、自分の失敗をそう簡単に
     人のせいにしません。失敗を人のせいにしたらいつまでたっても
     新しいものなどつくれっこありません。

    ・一番大切なのは、試すことだと僕は思う。

    ・ありふれたことだけど、失敗と成功はうらはらになっている。

    ・国の保護を受けたものでいいものは一つもない。
     自分が苦労しなけりゃダメなんだ。

    ・今悪いのは、本当に企業体質が悪いのか、将来のために整理をした
     その悪さか、そういうことに対する考え方がないのです。

    ・大学とウチとは何の関係もない。

    ・大事なのは自分の限度を知って、自分のカラーを出していくという
     ことね。

    ・今全然使わないことを知っているのだから、ないも一緒なんですよ。

    ・古いことにとらわれている方がおかしいのだ。

    ・子供には過去が無いから、その時の相場で物をいう。
     そしてそれが一番正しい評価であることが多い。

    ・過去が無いから、未来しかない。

    ・なかなか手に入らないから、興味も募っていきます。

    ・社是というのは、目的であって到達しないから、社是を作るのだ。

    ・玄人相手からは本当に親切な商品は生まれないよ。
     素人に使える一般商品は、なんの知識もない人が使うのだから、
     まずは、親切さを考えなければならない。

    ・成功の陰には、ものすごい失敗がある。

    ・競争のない所に発展は無いね。

    ・負けてもいいんだと思って商売をやっている人はいつまでたって
     もあがってこない。

    ・この世で一番大事な事は、他人に迷惑をかけない事。

    ・1%でも悪い車が出来たら、その1%に当たったお客様にとっては、
     100%悪い車になる。

  • 本田宗一郎について書かれている書籍を、初めて読んだ。只者で無いエネルギーが、文章だけでも伝わってきた。
    そして、こんな友情が羨ましいと感じた。

  • 井深大の知る「本田宗一郎」伝。

  • 尊敬される本田宗一郎のすごさを理解できた気がする。

  • 何が違うんだろう?時代か?素質か?努力の質や量か?(2006.11.28)

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著者プロフィール

1908年4月生まれ。1933年、早稲田大学理工学部卒。写真化学研究所、日本光音株式会社、日本測定器株式会社を経て、1945年10月、東京通信研究所設立。1946年5月、東京通信研究所を改組し、東京通信工業株式会社(現ソニー株式会社)を設立、代表取締役専務就任。代表取締役社長、会長などを歴任。1992年11月、文化勲章。1997年12月19日逝去。勲一等旭日桐花大綬章。

「2012年 『井深大 自由闊達にして愉快なる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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