食えなんだら食うな

著者 :
  • ごま書房新社
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本棚登録 : 56
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784341172367

作品紹介・あらすじ

曹洞宗大教師が語る人生の意味。
長らく復刻を望まれていた名著がオリジナルのままに復刊。
書店「読書のすすめ」店長・清水克衛氏、実業家で歌人として著作多数の執行草舟氏が推薦。
執行草舟氏の愛読書であり座右の書、本人曰く「俺は、この本が死ぬほど好きなんだ!」

感想・レビュー・書評

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  • 「無功徳」の解説が納得で、素晴らしい。
    ----------------
    P74
    出せるだけ出すのが寄付

    P76
    飢餓覚悟だから、貯えておく必要はあるまい。
    この流儀でいくかぎり世渡りはあくまで自由であって、
    私自身もわずかなお金への執着から解放される。
    これほど晴れやかな世界はあるまい

    P78
    檀越から寄進を受けても、
    過分な感謝の言葉はかえさないようにしている

    P78
    寄付というのは、まったく無償の行為である。
    無償の行為であってこそ、
    それは「徳」として完成する

    P79
    いい気になったとき、人はすでに、
    この上もなく得意な気分という
    代償を得ていることであり、
    その「徳」は霧消する ※

    P80
    受ける側は、ただ、おおやけを代表し、仏になりかわって、無心に礼を述べるだけでいい

    P83
    (「月の兎」「捨身施」とは)
    森の中に狐と猿と兎が仲良く住んでいた。
    そのへ、飢えのため死にそうな旅人が通りかかった。
    三匹とも、旅人のためにそれぞれ食糧を探しに
    出かけていった。
    猿は、果物をとってきた。
    狐は、川魚をとってきた。
    兎だけ、手ぶらで帰ってきた。
    そして申し訳なさそうに、
    猿に薪をとってきてくれるように頼み、
    それを積み上げると、火を点けて、
    燃え上がったところで、
    自分を食べてくれといって身を投じたという。
    そのとき旅人は、たちまち菩薩に変身し、
    兎を月の世界(天上界)へ生まれさせたという

    P83
    「徳」は積ましてもらわねばならぬ。
    そして、たといお礼の言葉といった瑣末なことでも、
    代償を求める心があるとするならば、
    その「徳」は帳消しになる

  • 昭和初期に生きた禅僧の本、
    生死一如
    生きるとは死ぬことである。
    仏教でいう「いのち」とは「業」である。業という働きは永遠に続いていく。(肉体が滅びても)人の一生は無始無終の業の一期間でしかない。
    死んで後、自分の「いのち」をいかに荘厳にするのか、そのためには死ぬまでにどう生きるかが問われてくる。
    生きている間に再び生まれ変わったら何をなすか、という課題をしっかり固めておかねばならぬ。

  • 41年ぶり復刊で11刷!
    長らく復刻を望まれていた名著がオリジナルのままに復刊!
    曹洞宗大教師が語る人生の意味。

  • いや、とにかくすごい!
    どの章も、すごいです。
    ほんとその通り。
    勇気づけられます。

    特に下記の章は、ガツンときました。

    食えなんだら食うな
    病いなんて死ねば治る
    自殺するなんて威張るな
    若者に未来などあるものか
    地震ぐらいで驚くな
    死ねなんだら死ぬな

    必読書です。
    また読み返そう。

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著者プロフィール

明治36年、福井県に生まれる。
大正5年、師の関頑牛に就き得度。
大正14年より12年間、福井県小浜市の発心寺、富山市の光厳寺にて禅修業に励む。
昭和18年に印可許状を受ける。
昭和31年、福井県名刹吉峰寺住職。
昭和51年、岩手県報恩寺住職。
曹洞宗大教師。

「2019年 『食えなんだら食うな』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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