神戸の花街・盛り場考: モダン都市のにぎわい (のじぎく文庫)
- 神戸新聞総合印刷 (2009年11月1日発売)
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感想 : 1件
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- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784343005458
感想・レビュー・書評
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前半は神戸周辺の遊郭、後半は商店街・盛り場についての歴史をまとめた本。知らないことがたくさんあって、「そうなんだー」と関心。
地理の本だからしょうがないのかもしれないけれど、事実についての感想は述べられていても、歴史的評価が少ない気がする。明治6年に神田孝平県令が出した「散娼方式」について、そういう法令が出たとは書かれているけれど、それがいったいどういう意味があったのかは考察されていない。
あるいは、大正期に「都市が膨張」していき、それによって「区画整理」がなされ「都市の基盤が整備された」という事実は書かれるけれど、それが果して都市(なかんづく近代都市)にとってどういう意味を持つのか、ということは考察されない。
と、ここまで書いて思ったのだけど、これは一般向けの本だから、そこまでやらなくてよい、ということなのかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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