依存

著者 : 西澤保彦
  • 幻冬舎 (2000年6月発売)
3.57
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  • 12レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (486ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344000063

依存の感想・レビュー・書評

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  • むかし、読んだ時
    すごく「!!!!!」だったので
    もっかい読んでみた。。

    最初のインパクトが強烈だったせいか
    あれー
    それほどでも・・・
    でした。残念★

  •  どこへ行くのだろう。その思いを、ずっと抱きながら。
     

  • 面白かった~長かった!
    タックのトラウマが想像より重いというかえげつないものだったので、少し後味の悪いものもありつつ。タカチが高潔すぎて素敵でした。
    ウサコはなんなのだ?いい子っぽいけどいまいちつかめません…

  • 匠千暁シリーズ

  • 見事ですな。

  • 大好きな「タック&タカチ」シリーズの中でもずっしり読みごたえのある一冊。内容は重い…けども読了感は決して悪くなく、これから先のシリーズもはやく読みたくなった。

  • タックシリーズ5作目。再読。内容、全然覚えてなかったけど。いつ読んだんだっけ。読みだすと何となく出てくる。やっぱこれが一番秀逸だと思う。怖さにおいて。人への執着。妄執。依存。虐待は繰り返される。やっぱり私の興味分野とあってるんだよな。本当怖い。しかし、タックがタカチをこんなに思っていたなんて。これまで全然触れられてこなかったじゃないか。タカチからタックならともかく、タックがタカチってちょっと唐突じゃね? しかしあとがきでこんなに今後の予定なんつって書いてて大丈夫なんだろうか。そもそもこないだ読んだ6作目って“卒業・別離”っていう内容だったかしら。つい最近なのに、もう忘れた。また読むかな。

  • 女は強し。

  • 西澤氏は、強烈なシリーズキャラクターをたくさん持っていますが、私はこの『依存』を含む「タック&タカチ」シリーズが特に好きです。
    「タック&タカチ」シリーズのメインキャラクターは4人の大学生です。
     まずはメイン探偵であるタック。飄々として人当たりの良い穏やかな青年ですが、物欲が異常に薄く、本と酒にのみこだわります。
     ボアン先輩♂は大学の牢名主。休学と留年を繰り返し、10年は安槻大学にいると噂されています。寂しがり屋のお調子者で、毎日のように後輩を集めて宴会しています。ここまで極端でなくても、いますよね、どこの大学にもこういう長老的存在。
     ウサコは、小柄でお下げの似合うロリータ風キャラです。無邪気で陽気な性格ですが、専攻が犯罪心理学ってあたりが実は深いかも?後に刑事と学生結婚します。
     そしてタカチ。気合いみなぎる神秘的なカリスマ美女です。
     この4人が、安槻大学とその周辺で遭遇する事件と、その成長が描かれています。

     このシリーズ、出版年代も形態も複雑で、読破には少々苦労します。作品を物語世界内の時系列で整理すると下記のようになります。(年は出版年)

    ?『彼女が死んだ夜』カドカワノベルス1996
    ?『麦酒の家の冒険』講談社ノベルス1996
    ?『仔羊たちの聖夜』カドカワエンタテイメント1997
    ?『スコッチ・ゲーム』同上1998
    ?『依存』幻冬舎2000
    ?『解体諸因』講談社ノベルス1995(短編集)
    ?『謎亭論処』祥伝社ノンノベル2001(短編集)


     シリーズの始まりは短編集?『解体諸因』です。バラバラ殺人をテーマにしたギャグパズラー的?連作集で、主要な登場人物、タック・タカチ・ボアン先輩・ウサコはこの本から登場していますが、それぞれの短編の中で、彼らは大学生だったり、すでに卒業して社会人だったり、時系列はさまざまです。最新短編集? 『謎亭論処』にも同じく色々な年代の彼等が登場しています。
     一方、?〜?の長編には、いずれも彼らが安槻大学在学中の事件が、時系列順に描かれています。今後引き続き、彼らの卒業や別離、就職や結婚にまつわる長編も書かれる予定だそうです。
     私が最初に手を出したのは?『麦酒の家の冒険』でした。とっぴょうしもない設定でその筋(って何の筋)では有名な作品ですが、何よりタイトルに惹かれてw 飲兵衛としては、ぜひ押さえておくべき作品かと♪
     タック・タカチ・ボアン先輩・ウサコのいつもの4人は、旅行に来ていた高原で車のガス欠によりプチ遭難し、妙な無人の別荘に不法侵入する羽目になります。その別荘は引っ越し後のように家具がなく、一見空き家のようなのに、きちんとカバーが掛かったベッドと、冷蔵庫に大量のヱビスビール(ヱビスってのがいいなっと)だけがありました。非常に不審に思いつつも、なにしろ遭難中ですから、彼等は迷わずその冷た〜いビールを牛飲します(この状況下では私も絶対飲むだろなと)。「あ〜旨っ、でもさ、この別荘は何?このビールは何なの?」…多くの疑問を抱えて、4人は無事下山します。そして「麦酒の家」の謎について、下宿に戻ってからも、性懲りもなく宴会しながら議論を戦わせます。
     探偵が、推理のための情報を調査によって収集せず、調査せずとも入手し得る情報…依頼人の報告とか、又聞き、報道、事件現場に居合わせた等…のみを材料に、純粋理論だけで推理を進めるミステリ作品を、マニア用語?では「安楽椅子探偵物」と呼びます。ミステリ発祥の時代からある伝統的な形式ですが、説明し始めると非常〜に長くなるので、また今度。
     このシリーズ全体がその安楽椅子探偵形式を踏襲していて、大概4人が宴会しながら一定の結論に達するのですが、その理屈っぽい、いかにも大学生くさい、脇道逸れまくりの議論がとても面白い。そうそう、大学時代って、下らないネタで夜通し飲んでくっちゃべってたっけ、元気だったなあ、肝臓も丈夫だったしなあ、的ノスタルジーも少々。
     この4人は、非常な飲兵衛です。特にタックとボアン先輩ってば、いくら何でもこんなに一晩に飲めないよ〜、とこの私に思わせるくらい。なにしろ
    「日本ミステリ史上屈指の作中酒量を誇るシリーズ」。(『謎亭論拠』帯より)。 多くの作品が、出だしは「これってバカミス?」と思うほどコメディタッチで、会話中心なので、理屈っぽいけど読みやすいし、人物は可愛いしキャラ萌え系だし、軽い読書感です。しかし、油断してさくさく読んでいると、どの作品もラストに、どかん、とショックがやってきます。人間の悪意や、ダークサイドとは、これほど暗く深いものか、と。作品全体は明るく楽しいので、衝撃は余計に大きい。作中人物達も、読者以上に衝撃を受け、打ちひしがれ、そして成長していくのです。
     そのラストのショックは、シリーズが進むにつれ、段々大きくなります。?〜?は4人が関わっているとはいえ、彼等自身の事件ではありませんが、?『スコッチ・ゲーム』はタカチの、?『依存』はタックの、それぞれの闇が描かれているから、ということもあるでしょう。しかし、それだけでなく作者の意図も感じます。読みやすく、読後感もさほど暗くない軽めの作品によって、読者をシリーズ世界に引きずり込み、どっぷり浸かったのを見計らって、そのままずぶずぶと深みに連れて行く、という…。
    『依存』のテーマは、様々な依存症です。良く耳にするアルコールや買い物等の他、ストーカーも依存症のひとつであると西澤氏は解釈しているようです。自分はもちろん、周囲の人まで不幸にすると解っていながら、その物事に執着し続けてしまう依存症という病…。
     語り手はウサコです。タックの指導教授宅の新築パーティに、いつもの4人+数名の女子学生が招待されるところから話が始まります。時期を同じくして、招待メンバーの女子学生たちが、同棲相手から乱暴されそうになったり、ストーカーにつけまわされる、といった事件が起きます。それらを4人が、議論と推理と長老ボアン先輩の人脈で始末し、幸いにも予定メンバー全員で教授宅を訪問することが出来ました。…しかし、教授宅で、最大の事件が待っていたのです。
     ラストは、シリーズ随一の衝撃でした。一瞬手が震えるほど。
     それでも、次の瞬間、最上の救いがやってきて、場面転換のしたかのように光が差し伸べます。大きな衝撃を受けたはずなのに、読了時には、無意識に口元が緩んでいました。
     シリーズ作品の中で、今のところ『依存』が一番好きです。もちろん今後、これを上回る作品を発表して頂くことを、西澤先生には切にお願い申し上げます。激しく期待。

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  • なんだかよく分からない(汗)

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