恋するために生まれた

  • 幻冬舎
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感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344000865

感想・レビュー・書評

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  • 辻一成と江國香織が恋愛論を書いている。やっぱりわたしは女だから江國さんの考え方に同調する事が多いかな。でも辻さんの詩「サヨナライツカ」よかった。
    サヨナライツカ 
     いつも人はサヨナラを用意して生きなければならない 
    孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だと思うほうがよい 
    愛に怯える前に、傘を買っておく必要がある 
     どんなに愛されても幸福を信じてはならない 
    どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない 

    愛なんか季節のようなもの
     ただ巡って人生を彩りあきさせないだけのもの
    愛なんて口にした瞬間、消えてしまう氷のカケラ

    サヨナライツカ

    辻さん、江國さんの本よんでみようという気になりました。

  • んー、あんまり好きではない二人の恋愛対談。どうしてこう熱いのだ?

  • <font color="#666666"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344000862/yorimichikan-22" target="_blank"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4344000862.09._SCMZZZZZZZ_.jpg" class="booklog-imgsrc" style="border:0px; width:100px"></a>
    <br clear="left">
    辻仁成さんと江國香織さんによる六章。
    <blockquote><p><strong>大人になって、本当によかったって思う。
    大人じゃないと、恋はできないから。
         江國

    恋が愛に変わっても、恋のような愛をしていたい。
         辻                     </strong>  ――見返しより</p></blockquote>
    無償の愛に近い 恋愛感情貫にした友情を培っていらっしゃるというお二人の恋や愛についてのあれこれである。
    同じ命題について、辻さん江國さんが交互に自分の想いを、あるときは相手に反対し、またあるときは共鳴しつつ語っていて興味深い。
    辻さんの文章も、小説よりは違和感なく読めたように思う。
    そして江國作品が生まれる土壌は、自分がこの人に恋をしたいと思う人に恋してその腕のなかにすっぽり抱かれているからなのだとわかった。</font>

  • 冷静と情熱のあいだを書いた二人がお互いの恋愛感について語った作品だが、私としては退屈だった。

  • 2005/12/10

  • 2005.9.19-105

  • 「冷静の〜」で話題だった二人の恋愛談義。往復書簡のような掛け合いが、対談とは違う臨場感があって、ステキ。

  • 「何かを望んであげたほうが謙虚で親切なんじゃないか、と思うこともある。望んであげられれば、相手はそれにこたえるか、こたえないか、を選ぶことができる。何も望まずに愛してしまったら、相手はどうすることもできない。これは究極の暴力だ。」(江國さんの発言)

  • 江國香織vs辻仁成の恋愛観バトル。

  • 恋をするのは大人の特権、といっているけど、奥は深いと思う。人物もストーリーも好き。

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著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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