昔の男

  • 幻冬舎 (2001年7月1日発売)
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本 ・本 (382ページ) / ISBN・EAN: 9784344000919

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに内館牧子さんの本に手を出したら、面白くて一気に読んでしまった。若い頃に今井美樹や石田純一出演の「思い出に変わるまで」面白かったなと思っていたら、この作品もドロンドロンで、過去にドラマになっていたことを知った。その時のキャストを頭に浮かべて読んだら、さらに面白くなった。

    大学時代に付き合っていたあかりと嵐。卒業後仕事もせずに二年もブラブラとしていた嵐に見切りをつけて、別れたあかり。八年後に建築事務所を経営して成長した嵐に強烈にクラッとして付き合いだす二人、世間でいう不倫。面白いんだけれど、最後には勝手にしたらいいと呆れてしまった。私は恋愛に関しては、「覆水盆に返らず」でやり直しは上手くいかないと思っている。結局ここまでの思いで周りを不幸にして結婚しても、結局は家事のことで揉めたりしてため息つくんだろうなと先のことを思ってしまった。

    少し嫌な奴と思っていた迅人が、ずっも一緒にいたいと思ったら、全て話そうと死んだことにしていた母親をあかりに紹介したりと人間味が出てきたのは良かった。忙しい時に読みだすと、内館作品は危険と知った。

  • ドラマは未視聴。
    台本かな?といいたくなる文章の酷さ。話は面白い。どろどろサスペンスもの。

  • 2020.04.04
    続いてこの著書の本を読んでみた。不倫ものだけど、昔はまだこれで済んでいたかも知れないけど、今は何もかも失ってしまうね。

  • ドラマのインパクトが強くて、読んでいる間中頭の中で映像が流れていた。
    バリバリ不倫のお話。独身だったあの頃は夢中になってドラマを見ていたけど、結婚した今はマリの不安さがなんとなく分かる。と、言っても赤ずきんちゃんは衝撃的!!

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著者プロフィール

1948年秋田市生まれの東京育ち。武蔵野美術大学卒業。1988年脚本家としてデビュー。テレビドラマの脚本に「ひらり」(1993年第1回橋田壽賀子賞)、「毛利元就」(1997年NHK大河ドラマ)、「塀の中の中学校」(2011年第51回モンテカルロテレビ祭テレビフィルム部門最優秀作品賞およびモナコ赤十字賞)、「小さな神たちの祭り」(2021年アジアテレビジョンアワード最優秀作品賞)など多数。1995年には日本作詩大賞(唄:小林旭/腕に虹だけ)に入賞するなど幅広く活躍し、著書に映画化された小説『終わった人』や『すぐ死ぬんだから』『老害の人』、エッセイ『別れてよかった』など多数がある。元横綱審議委員で、2003年に大相撲研究のため東北大学大学院入学、2006年修了。その後も研究を続けている。2019年、旭日双光章受章。

「2023年 『今度生まれたら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

内館牧子の作品

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