作家小説

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 217
レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344001084

作品紹介・あらすじ

ミステリよりミステリアスな、作家という職業の「謎」に本格ミステリ作家・有栖川有栖が挑戦。作家だらけの連作小説。

感想・レビュー・書評

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  • 作家をテーマにした短編集。
    以前アンソロで「書く機械」を読んで面白かったので。
    ホラーテイストの「殺しに来るもの」「書かないでくれます?」と最後の「夢物語」がお気に入りです。
    「奇骨先生」は、以前書店で働いていたので、出版業界と書店の内部事情の話が興味深かった。新刊いっぱい送ってこられて陳列する場所なくそのまま返品ってよくやってたなぁ…(そしてその書店は潰れた)
    「作家漫才」は「締切二日前」で主人公が苦肉の策として挙げた「全編会話だけの短編」なのだから、前後に並べたらよかったのに、と思う。しかし、漫才のネタとしては笑いどころがなくて、微妙。

  • デビューして2年あまりたつが、いまひとつぱっとしないミステリ作家の益子伸二は、ある出版社の編集長に銀座で接待を受ける。そこで、大ベストセラー作家への野望に火がつけられた益子は、そのまま会社に連れて行かれた。その地下室で彼が見たのは……「書く機械(ライティング・マシーン)」他、作家だらけの短編集。

    装幀 / 大路 浩実・笹尾 有
    初出 / 『週刊小説』1998年8月21日号、『ポンツーン」1999年2月号・7月号・12月号、2000年8月号・10月号、2001年2月号、書下ろし1編。

  • 読んでいてゾッとした作品。
    読後もしばらく背筋の冷えが直りませんでした。

  • 名作、ベストセラー誕生の裏にはこんな苦労が!?ホントか嘘かは知りませんが作家達もいろんな苦労があるようで。。。

  • ヒット作、名作を作るために繰りひろげられる作家達の苦悩。

  • 「作家」がテーマの短編集。

    このひとが描くミステリ以外の物語にも、ミステリの根底に流れている柔らかで綺麗な空気が堪能できる。どこかなまなましくない人への感情や、事象への好意的な視線。穏やかなおかしみ。

    今回はどの作品も、不思議でどこか怖さを含んだものばかりだったけれど、その怖さがとげどげしくもおどろおどろしくもなく、昔話の怪談めいた、さらりとした形のない怖さ、なのだ。
    その、ちょっと遠慮がちで主張しない怖さやおかしみが、ゆるりと堪能できる一冊でした。

    多分このひとは、ものを書くという行為がとても好きで、その苦しさも悲しさも喜びも全て、真摯に受け止めて呑み込んで、そして愛している人である気がする。

  • 何か怖い。
    最初の短編のインパクトがさあ…
    夢に出るわあ…

  • 作家を題材にした、ミステリ風味の短編集。
    『書く機械』がストレートに怖かったです。1話目からこれ!?みたいな。
    他の話も謎あり怖さあり。作家さんも大変だ。

  • 有栖川有栖の怖い話。あ、「作家漫才」は怖くないか。でも「殺しにくるもの」は本当に怖い。ファンレター書けない。「書かないでくれます?」も怖い。こういうのってついしゃべっちゃうもの。「夢物語」は…ハッピーエンドとは言えないけれど。
    でも、一番印象に残るのは「書く機械(ライティング・マシン)」かと。絶対作家にはならないぞ、と思ってしまう。

  • 2002年7月20日読了。

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著者プロフィール

有栖川 有栖(ありすがわ ありす)
1959年、大阪市東住吉区生まれの小説家・推理作家。有栖川有栖・創作塾の塾長。
同志社大学法学部法律学科卒業後に書店へ就職。それまでも学生時代から新人賞や雑誌への投稿を繰り返していたが、1989年江戸川乱歩賞に投稿した『月光ゲーム Yの悲劇 '88』が東京創元社編集長の目に止まり、大幅に改稿した上で刊行し、単行本デビューとなった。1994年、書店を退職して作家専業となる。1996年、咲くやこの花賞(文芸その他部門)受賞。1999年から綾辻行人と共作でテレビ番組『安楽椅子探偵』シリーズ原作を担当する。
2003年、第56回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞した『マレー鉄道の謎』、2007年発表作で「本格ミステリ・ベスト10」で第1位、「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、「このミステリーがすごい!」で第3位、「黄金の本格ミステリー」に選出と高く評価された『女王国の城』など、多くの作品がミステリ賞で高く評価されている。
2000年11月より2005年6月まで、本格ミステリ作家クラブ初代会長を務める。

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