はじめまして数学 1

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 46
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344001381

作品紹介・あらすじ

数計算の意味するものは?1、2、3…の行き着く先は?自然数、素数、暗号、そして無限。学校では分からなかったことも、詳しく習わなかったことも、本書を読めばもう大丈夫。加減乗除の仕組を調べ、数を操り、数で遊んでいる中に、本格的な数学の学習ができる。数に対する感覚や、式の扱い方が無理なく身に付く。総ルビだから、知らない中に漢字の読みまで覚えてしまう。小学生のための数学入門、大人のための再入門の書。

感想・レビュー・書評

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  • 数学は苦手、いや嫌いだった。何でかと言うと、数学的な考え方が理解できなかった(○○から△△が導かれる、みたいな表現がよく分からなかった)こと、PとかMとかの記号の意味を考えちゃって、それがつまずきになったことが原因だったんだろう。

    だけど、「何か不思議が隠されている感」は奥底にあって、このテの数学の本ならイケるかも、と手にしたもの。なんたって、「小学生のための入門書、大人のための再入門書」なんだもの。

    第1巻は自然数・素数の話。自然数は分けても減らない、アレフゼロ、三角数・四角数、素数を順序だって求める方法は見つかっていない… 計算を解く必要がない今だからこそこういう話なら面白いよね。しかも、素数の解説としてもかなり本格的なのでは?(よく分からないけど)

    あと、ほぼ(見開きで)毎ページにある絵が、一部に意味なしのものもあるけど、内容理解の助けになる。量・内容ともに労作(著者が内容を指定したのか、作画者が本文に合わせて描いたのか… 後者だとしたら凄い)。特にp66-67の割り算記号と余りの絵は秀逸。

  • 長年本棚にあった『はじめまして数学』を初めて読んだ。
    この手の書物を読むといつも思うのは、「数学小咄だな」ということである。
    深遠なる数学の世界でもはないし、数学の問題を解けるようになるわけでもない。
    しかも数学小咄にするのにちょうど良いテーマは多くないようで、無限に関する話や素数に関する話など、過去にも読んだことのある内容が多かった。
    それでも得るところがなかったわけではない。
    素数は無限に存在するが、数が大きければ大きいほどまばらにしか存在しないという件はためになった。
    10!+2から10!+9までの9個の中に素数は存在しない。
    また、100!+2から100!+99の99個の中にも素数は存在しない。
    さらに、1000!+2から1000!+999の999個の中にも素数は存在しない。
    だんだん素数が存在しない区間が広がっていくことが分かる。

  • 数学本であるけれど、数式がたくさん出てくる苦手な数学本ではなく、素数や階乗を興味をひくような視点から扱った、入門書のようで、なかなかイメージをつかみにくいところもあったけど、そのなんとなくのニュアンスが心地よくて、癒された本だった。イラストもかわいらしくて、数学って気難しいもんじゃないぞ、という気持ちにさせられた。

  • 「数学」というよりも、「数の世界」の楽しい話という感じ。
    それに、大高郁子さんのイラストがとってもいい。説明のエッセンスが目に見える。面白いネコが解説してくれる。

  • 部分と全体が一致してしまう、無限

  • 数学苦手なので今頃復習を始めましたw。猫の絵がかわいい。楽しんで数字を考えることができる本だと思いました。

  • 児童書?ではないですが、子どもと読んでいるので。3冊とも購入。

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著者プロフィール

京都大学工学博士(数理工学専攻)。

「2021年 『はじめまして数学リメイク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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