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本 ・本 (293ページ) / ISBN・EAN: 9784344001985
感想・レビュー・書評
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これは、、!!
主人公の気持ちが、行動が、痛い。
痛々しいぐらい良くわかる。
いつまでも続くと思っていた彼からふられたときの気持ちがパーフェクトと言えるほど素晴らしい描写で描かれている。
いつの事だったか忘れた様な昔の記憶が蘇って恐ろしい気分になった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
怖かった。
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再読。
ハウジングメーカーでチーフを務める31歳の怜子は、5年間付き合った耕一郎に突然別れを告げられる。そろそろ結婚を、と考えていた矢先のことだった。理由がわからず、どうしても別れを受け入れられない怜子は、苦しみ、それまで最優先してきた仕事も手につかなくなる。
失恋からなんとか立ち直るまでの話。
非常に共感しながら読んだ。
怜子のストーカー的行動すらも応援した。 -
5年間付き合った彼にふられた怜子。
職場では重要なポストについていたにも関わらず、失恋以降、仕事も手につかない毎日を送る。
失恋小説。
女性心理をこれでもかと、しつこいほど畳み掛けられたようでしたが、わからないことは無いなと思いました。
二人の時間が長ければ長いほど、思い出も多く、辛いはず。
5年は長いな。
失恋から立ち直るには、時間と新しい恋が必要、は絶対にあると思う。
怜子が本当に立ち直るには、まだ時間はかかりそうですが、先が見えてきたラストに、ホッとしました。
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失恋話
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ちゃんとした失恋をしたことがない私には、疑似体験させてもらえたありがたい本。ここまで強烈にしがみつく気はしないが、心の痛みはゾッとするぐらいイメージできた。ある意味ホラーだ。人を憎み妬むことを止められない恐怖。報復しなければ立ち上がれないほどの打ちのめされた気分になった時、救いに見えた悪魔が微笑んだ時、その誘惑に勝つのも負けるのもちょっとしたきっかけ次第のような気がする。
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いきなり別れ話から始まります。主人公の怜子は恋人を失い、体調を崩し、仕事も失い、最後は誰からかかってくるのか分からない無言電話で、少しミステリーな展開も。
タイトルは『燃えつきるまで』ですが、I lost myself when I lost himの方が内容にぴったりきます。帯にある「彼を失うことは、自分を失うことだった…。」まさに。
Kareem Iliya氏の表紙の色遣いがとても素敵です。多分、これにひかれて買ったのだと思います。
p.232「~ラジカセにはMDがついていなかった。」素っ気ない、野暮ったいことへの描写なのですが、2002年当時の感覚なのだなあと懐かしい感じです。
唯川恵の作品





