太陽の季節

著者 :
  • 幻冬舎
3.13
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  • (2)
本棚登録 : 98
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344002135

感想・レビュー・書評

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  • 賛否両論な作品だったというが,若々しさに対する賛同も反倫理に関する批判も,どちらも正当な評価とは言い難いと思う。

    人を殴ることがいかに楽しいかという,ある種当然なことを普通に書いている作品,以上のものではない。時間も金もあったところで退屈に殺される一方で,ああいった行動に出るのはむしろ健康的(だが幼い,これが青春か)に思える。

  • こんな酷い作品だとは思わなかった
    完全な遊戯でもう読むのは辞めようと思った。
    救いは乾いた花の物語が良かった
    あとがきに映画化されているとの事なので見てみたい

  • 良くも悪くも「時代」を描いている。そうした小説でも時代を越えて読み継がれる作品はたくさんあるが、これはその部類に入らない。時代を越えられない作品。

  • 反道徳的な主人公への共感はむずかしい。
    違った価値観に触れることができる、といえば
    そうなんだけど。

  • 都知事選なので、何となく読んでみた。
    若さだけで突き進んでるような感情むき出しな恋とか暴力とかのお話。

    短編集なのだけど、
    最初から中盤までかなりバイオレンスなのを並べておいて、それで最後にぐっと切ない系のお話を持って来てあるのに見事にはまってしまってすこし悔しかった。

  • 気になっていたので読みました。1955年、一橋大学在学中に執筆した本著で芥川賞受賞。
    確かに全然古くない感じがするけど、文体自体が少し昔って感じがまた良い。独特の言い回しに好感がもてる。
    太陽の季節 これがマスターピース。大学生ボクサーと英子の話。ヨットなど。
    処刑の部屋 大学生同士の構想みたいなの。因縁。
    完全な遊技 途中で拾った女。
    ファンキージャンプ ジャズマンの話。けっこういい。
    乾いた花 賭場の話。白いスポーツカーの冴子。

  • 読書中>>>>>

  • とにかく感じが多いし、難しい話・・・。タッキーが主演でドラマ化してるから読んだだけだから、そこまで期待してなかったけど、ちょっと現実とかけはなれたような話が多かった。。

著者プロフィール

1932年神戸市生まれ。一橋大学卒業。55年、大学在学中に執筆した「太陽の季節」により第1回文學界新人賞を受賞しデビュー。翌年同作で芥川賞受賞。『亀裂』『完全な遊戯』『死の博物誌』『青春とはなんだ』『刃鋼』『日本零年』『化石の森』『光より速きわれら』『生還』『わが人生の時の時』『弟』『天才』『火の島』『私の海の地図』『凶獣』など著書多数。作家活動の一方、68年に参議院議員に当選し政界へ。後に衆議院に移り環境庁長官、運輸大臣などを歴任。95年に議員辞職し、99年から2012年まで東京都知事在任。14年に政界引退。15年、旭日大綬章受章。2022年逝去。

「2022年 『湘南夫人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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