悪の枢軸を訪ねて

  • 幻冬舎 (2003年2月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (262ページ) / ISBN・EAN: 9784344002975

感想・レビュー・書評

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  • 北朝鮮とイラク。
    悪の枢軸国としてブッシュから名指し批判された両国だが、時は流れ、金正日は死去し、フセインは処刑された。

    筆者の数回に渡る渡航記録として読むにはいいだろうが、いかんせん出版から時間が立ち過ぎた感がある。

    12/09/02-93

  • 北朝鮮とイラクを訪ね、両国の現状を見たまま感じたままにつづった本書。
    北朝鮮のくだりでは、かの国がこんなことを大まじめにやっているのかと思うと、あまりのバカバカしさに笑えてくる話も多いし、イラクでは、想像したほどイラクが恐ろしい国ではなかった(というか、イラクについての情報なんて、普通に暮らしてたら触れることなんてほとんどないのが実情)ので、驚いたし、また興味深くもあった。

    いろいろ取りざたされている両国だが、政治的な思惑に振り回され苦しめられるのは、いつもごく普通の一般人なんだなということにふと気づいて、やりきれないな…と思っていたら、彼女もあとがきでそれを言っていた。
    やっぱり、そこへ行きつくんだよね…。

  • 「日本教職員チュチェ思想研究会連絡協議会」というものがあるそうだ。こわいこわい。

  • 「悪の枢軸」と言われる北朝鮮とイラクを訪ねた体験記。
    「悪の枢軸」と一括りにされていた両国も、実際の印象としてはだいぶ違ったようだ。イラクは、抑圧された中でも生き生きとした人々がいるという印象。


    それにしても、著者が現地を訪ねたころ(1999年から2000年代初頭)とは、大きく情勢が変わったなあ。

  • 伊勢BF

  • これといった哲学や知見もなく、行ってみただけ、という感じもするが(本当にそうかはわからない)、北朝鮮とイラクにただ「行ってみる」というのも確かに貴重なレポートではある。人の暮らしている国であり、四六時中アメリカに楯突いたり、戦争の準備をしているわけではあるまい。みんなはどんな暮らしをしているのか。
    知らない国で変なものを見るのが旅の醍醐味だとするなら、イラクはともかく北朝鮮は「面白い」だろうなと思う。国家レベルで中二病やっているようだ。

    反米主義だという雨宮処凛が北朝鮮やイラクに行くというので、もっと過激な主張が語られるのかと思ったらそうでもなく、視線はわりあい穏当だ。よど号犯の子どもたちに対するシンパシーはぼくも理解できる。親は好きで行ったんだからいいけど、子どもはそうではない。彼らはみな「帰国」できたんのだろうか。楽しくやっているのだろうか? それにしても、普通の子どもが生まれて育った国を捨てて、見知らぬ祖国に帰りたい、と思う国というのは、やっぱりまともとは思えないな。

  • 旅行ガイドブックの棚で発見して。へーと思うが知見は得られなかった。

    ⚫︎面白かった点
    すごくフツー。

    ⚫︎気になった点
    へー以上の感想がない。

  • 北朝鮮とイラクを著者が訪ねた話です。日本人のイメージを覆す(?)感じかな。でも、個人的には若干ほかの本で内容を知っていたことも有ってかあまり・・・両国に興味がある人は入門編として読みのもいいかもね・・・某古本チェーンで105円でしたから・・・OKっすかね。。

  • 5年くらい前に図書館で借りて読んだのを思い出したので追加。
    北朝鮮の章での筆者のツッコミが結構おもしろいです。

  • 北朝鮮とイラクの旅行記。面白い。北朝鮮になんてよっく行く気分になれるものだ。それだけで脱帽。

  • 民族主義の活動家である著者が北朝鮮・イラクという悪の枢軸と言われる国を訪問したある種の旅行記のような本書です。それぞれの国家の現状を旅行者の観点からおもしろおかしく書かれています。主義主張を唱えれらると敬遠するところですが、そのような傾向も薄いので、それぞれの国の現状を知る一つの書として読む価値はあるかと思います。

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著者プロフィール

1975 年北海道生まれ。作家・活動家。「反貧困ネットワーク」世話人。フリーターなどを経て2000 年、『生き地獄天国』( 太田出版/ちくま文庫) でデビュー。主な著書に『生きさせろ! 難民化する若者たち』( 太田出版/ちくま文庫)、『相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ』( 太田出版)、『コロナ禍、貧困の記録 2020 年、この国の底が抜けた』( かもがわ出版) など多数。

「2022年 『手塚マンガで学ぶ 憲法・環境・共生 全3巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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