- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344003804
作品紹介・あらすじ
汗と涙と爆笑の末にあみだした、「宿」「食」「風呂」「トイレ」「休息」「コミュニケーション」「おみやげ」「カード&保険」の旅実践法。笑えて使える実用ガイド。
感想・レビュー・書評
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■2003年出版と,少し古い本ではあるが,
海外旅行をする前に読んでおくとイイかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
うわー懐かしい!U.C. Berkeley で夏学期を取っていたのが 2003年の夏。
当時はパソコンを持っておらず、大学の図書館でメールチェックしていました。そのころ著者の旅行エッセイを見つけて楽しみに読んでいました。ある朝突然全ての記事が削除されていて愕然としましたが、しばらくして彼女のエッセイが編集され、この「旅ぢから」として出版されることを知りました。静まり返った図書館で声を殺して笑ったエッセイ集にようやく再会出来たのが翌年の夏でした。
著者は学生時代から学業そっちのけで世界中を歩き回っていたそう。好きが高じてガイドブックの編集事務所に就職。これぞ天職とパワフルな取材活動を経て体得した旅行の知恵やアイディアは多くの読者を魅了してきました。激安パッケージツアー、優雅なリゾート旅行、地を這うバックパック旅行なんでもござれ。子供が生まれてからも娘を抱えて世界中を飛び回る大阪仕込みのパワーにはただただ脱帽です!
本書では楽しい旅行を楽しむ心構えが説かれているので、2003年発行ではありますが、現在でも充分楽しめます。特にぞっとするほど汚いトイレ・風呂の克服法など、チリで挑戦したバックパックの時はかなり参考になりました。とあるホステルで、裸足で入れないほど汚いシャワーで排水溝がつまって汚水が逆流... という紹介されていた通りのケースに遭遇した際は、森優子氏のアドバイスに従って底の厚いビーチサンダルを持ってきたことを心から本書に感謝しました。
読み終えて以来実家におきっぱなしだった「旅ぢから」ですが、なんでこんなに心に残っていて今でも思い出すことがあるかというと、学生時代パサデナで友人たちとルームシェアしていたからじゃないかなと思います。学生9人でファミリー用の一軒家を借り、私はガレージの半分を住処にしていました。ロサンゼルスと言ったってそれなりに夜は寒い。だいたい誰かの部屋に隣接しているシャワーを使うのにハシゴを使って窓から侵入し中からカギをかける、という決まりになっていたので、土砂降りの時なんて立派なサバイバルでした。
それを互いに This must be one of the best phases of our lives. と言って若さに酔っていたわけです。徹夜でプレゼンを終えて帰宅すると、ルームメイトがギターを弾きながらSkyと私の帰りを待っていて「学校だけが人生じゃないぞ」とトランプに付き合わされたり、口説いている女を連れてくるから2時間どっかに行っていろとガレージを追い出されたり。ずっと続くわけはないとわかっていて青春を横臥したそのヒトトキもまた、旅のようなものだったかもしれませんな。 -
海外旅行をめいっぱいエンジョイしつくすための指南書。
まさに海外旅行でリアルに感じることが満載の本なので、作者自身の体験に基づいてるっていうのがよーくわかります。
風呂ぢから(海外ホテルでのお風呂でのトラブル対応技)、下ぢから(海外でもトイレに困らない技)、疲労回復ぢから(海外での温泉の作法や機内での過ごし方)なんて、手が届かない美味しい三ツ星レストランより断然役に立つ情報だと思う。
そのほかに、旅ぢから、宿ぢから、食ぢから、会話ぢから、買い物ぢから、危機管理ぢからのそれぞれの磨き方を伝授してます。う〜ん、ためになった!!
ほぼ毎ページあるイラストマンガもかなりおもしろい!読んで損なしです。 -
森優子氏お薦めの旅の工夫の数々。実際に試してみるかは別として、旅行前に時間があったら読んでみるのもいいかも?
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森優子著の『旅ぢから』(幻冬舎)を読んでみた。旅には力=知恵が必要だ!それを森さん流に面白おかしく教えてくれる。イラスト入り。このイラストが結構面白い!
森さんは、世界中いろんなところを楽しく旅してる人らしい。『風呂ぢから』『下ぢから』(トイレネタ)なども笑える。。これを読んで、次回の旅行に備えましょ!今の所は。。ククク。。