色はことのは: Feel the colors

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 51
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344004078

作品紹介・あらすじ

人はなぜ、色に惹きつけられるのか?色彩に秘められた深い意味を探る。

感想・レビュー・書評

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  • 色が人類に与えた影響について古今東西の例を挙げたもの。興味深い例証がないとは言えないし、それなりにまとまっていると思うが、色全体を通じて伝えるべきところがいまひとつわからない。たとえばユクスキュルの『生物の世界』のような、科学的裏付けを徹底させると、さらにおもしろくなるだろう。写真のクォリティーについては★4を与えても良いが、本書全体のの評価としては2.5というところだろうか。

    蛇足だが、文章を担当した末永氏については、肩書きに拘るのは止めた方が良い。彼の世界観はそれなりにまとまっているし、読者はそれ以上のものを求めていない。安易に博士号を切り売りして目をつけられ、世から姿を消したホノルル大学の博士号など一文の値打ちもない。

  • 人と世界について考えさせられました。


  •  表紙のやさしい感じとは、また異なって
     中身は、とても鮮やかな色の世界です。
     見ているだけでも面白いし、色のルーツみたいな
     ちょっとした話しも興味深く読めた。

  • 色を巡る逸話や歴史、文化などが美しい写真に添えられて綴られています。「初めての赤」というページには、アフリカのサン族が描いた2万年前の赤い手形の話。日本人の色彩感、世界の民族衣装に見る色への思いなど、普段何気なく見ている色に対する観念も変わるかもしれない一冊。

  • いやはや……色の持つ不思議を垣間見た。人間は感覚を環境によって支配されているのかと思っていたけれど、環境問わず色の与えるイメージ、印象がある部分まで万国共通するのは不思議で面白い。人のゲノムには色に関するものでもあるのか。妙に興味深い一冊でした。

  • 人間にとっての「色」とは。

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著者プロフィール

1960年代より美術活動の傍らアートの原点でもある児童美術の心理的調査に関わり、色彩心理の研究を行う。同時期より、年齢性別、障害の有無を越えた自由表現の場「子どものアトリエ・アートランド」を主宰し、主旨に賛同したアトリエが全国に広がる。1989年、色彩心理とアートセラピーの専門講座「色彩学校」を江崎と共に開講。多摩美術大学を始め内外の大学で講義を行う。主な著書に『色彩自由自在』(晶文社)、『青の時代へ』(ブロンズ新社)、『チャイルド・スピリット』(河出書房新社)、『答えは子どもの絵の中に』(講談社)、『色彩心理の世界』(PHP研究所)などがある。

「2023年 『色から読みとく絵画』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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