棘の街

  • 幻冬舎 (2004年3月25日発売)
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本 ・本 (444ページ) / ISBN・EAN: 9784344004955

感想・レビュー・書評

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  • 周囲を無能呼ばわりし自信家で嫌みな刑事だが、それが自分の過去に対する怒りの裏返しとすれば納得できる。予期せぬ父子の出会いも絶妙。十分楽しめた。

  • #読了。県警1課の上条は、自らのミスを取り戻すために、”息が詰まる”生まれ故郷へ戻る。一匹狼の上条を支える信念は?確かこのような「父親と息子」という軸が、鳴沢シリーズでも描かれていたが、今作は親子愛?といった感じであろうか。しかしながら、警察と犯人グループとのやり取りにもっと緊迫感を持たせられれば。。。

  • ドラマで見たけど面白かった。
    次は小説で読んでみよう。

  • 自分がおかした失敗によって
    最悪の結果を迎えてしまった誘拐事件

    その事件に真っ向から向き合う刑事が
    自分の過去とも向き合わなくてはならなくなり・・・

    記憶をなくした少年の正体は
    わりとすぐにわかっちゃった。
    かたくなな心を持つ刑事のブレや、揺れが読みごたえたっぷり。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    地方都市・北嶺で起きた誘拐事件。
    県警捜査一課の敏腕刑事・上条の犯したミスによって被害者が殺害され、捜査は完全に行き詰まっていた。
    そんな時、集団暴行を受けていた少年を保護した上条は、少年の姿に街の閉塞感に耐えきれなかったかつての自分を見る。
    だがそれは、自らの誇りを取り戻すため捜査に猛進する上条にとって、封印してきた過去と対峙することを意味していた…。

  • この本で描かれている父性愛、僕も男の端くれの一人なので良い感じでしたよ。あと、あのラストシーンは他の話だと少し興ざめに感じたと思うが、この本だとそれまでの流れから少し救われた感じで良かったですね。

  • 少し大切なものを忘れがちな方には是非手にとって欲しい作品である。
    <br>詳しい感想は<A HREF="http://torakichi.jugem.cc/?eid=275">こちら</A>

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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