Q&A

著者 :
  • 幻冬舎
3.35
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本棚登録 : 1768
レビュー : 364
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344006232

感想・レビュー・書評

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  • 『ユージニア』とちょっと似てる。
    相変わらず読めば読むほど深みに嵌っていくような不安感が魅力的。
    ラストを読者に委ねちゃうのはほんまは好きなタイプちゃうけど、この人の本に限っては例外。
    曖昧やからこそいいもんもある。

  • 図書館で借りて読了。

    大型ショッピングセンターで起きた原因の分からない死傷事故と、それにまつわる幾人もの証言、それも質問と回答とのみで語られる物語。

    恩田陸の本を久しぶりに読んだけど、読むにつれて不安が増していくのが懐かしいと感じたと共に、続きが気になりつつも怖くて少しずつしか読めなかった。

    途中、やや強引かつ「多分こうなるのだろうなぁ」と予想通りの展開で、この「Q&A」という形式にしては白ける部分もあったけれど、それこそ虚構と現実の逆転がリアルで起こっている、ということなのかもしれない。最後の話だけ少し飛躍しているようにも感じたけれど、恩田作品らしいと言えばらしい。

    証言を経るにつれ明らかになっていく事件の様相、せきたてられる不安と混沌、すっきりしない後味まで、割り切れない現実と虚構に私の虚構と現実もかき乱される。

  • 恩田陸、ユージニアの次に読了。
    どうやら、同系統っぽい作風だった模様。
    スッキリハッキリしない感じはこの人のテイストなのか、なんなんだろう?
    全てが問いと答え形式ですすめられていくので、ひとつの事故から派生した出来事は、全てこの事故の起こした解なんだろうなあ…と。
    そして、それが、じわじわと蝕むように怖い。

    しかし、ラストの超展開は、どう読み解けばいいのかしら。。

  • 「それでは、これからあなたに幾つかの質問をします。」

    章はこの言葉で始まる。タイトル通りの”Q&A”で、大型ショッピングセンターMで起こった原因不明の事件の関係者の 質疑応答のみで構成される文章は新鮮で面白かった。
    内容的にいえばとても不可解。不気味。いっそのこと、最後の最後でスカッと事件が解決してくれればもっと面白かったのかなあと思う。でもあえて事件の謎に しっかりとした決着をつけないこの感じがまた良いのかも。現に私も、この感じは嫌いじゃない。

  • 後味がよくない!
    消化しきれないやり切れない感じが残る!

  • 都内郊外の大型商業施設において重大死傷事故発生。
    死者69名、負傷者116名という大惨事にも関わらず未だ事故原因を特定できず。
    次々に招喚される大量の被害者、目撃者。しかし食い違う証言。
    店内のビデオに写っていたものは?
    立ちこめた謎の臭いは? ぬいぐるみを引きながら歩いてた少女の姿は?
    という内容を、すべて会話で成り立たせているすごい小説。
    同じ出来事を通してその場にいたはずなのに
    客の証言はどうしてこうまで食い違うのか。
    そして結論がはっきりさせないまま終わってしまう恩田スタイル。
    手法やテーマはおもしろかったけれど、
    好みとしてはいまいちかな。
    ただ、会話だけでこれだけの物語が成り立つのはすごいと思った。

  • 大型ショッピングセンターでの集団パニック事件。
    一体なんでひき起こったのか。そしてその原因はなんなのか…

    話が常に質問する人と、それに答える人という対話の形式で進む。
    初めて読んだとき、こんな小説の書き方があるのか、と思った。
    もちろん、他にも対話だけで話が進むような小説はあると思うんですが、ソレでも妙に衝撃的だった印象があります。
    色々な視点から1つの事件を多角的に見る、一人一人の登場人物のそれぞれの背景や立ち位置が違うと同じ事件なのにそれぞれ違う意味を持った事件であるというそんな魅せ方が凄く好きでした。
    それにしても、最後がなんというか恩田陸さんらしい終わり方だなぁとおもった。

  • 大型スーパーで起こった、原因不明の死傷事故発生。その原因究明のためのお話が、すべて「O&A」形式で記述されていく・・・というお話。

    これは・・・救いがなかった・・・。
    読み物としては面白いけど、ラストの救いのなさはもう。そしてその結末はちょっと反則な気がする。読んでて「えええええーーー!!??」って思ったもん。

  • 関係者への質問と回答という会話によってすべてを語ってゆく実験的試み。最後コーナーあたりで少々飛躍しすぎると思ったが、十分に楽しめた。

  • なじ■衝撃を受けた

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著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

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