Q&A

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1768
レビュー : 364
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344006232

感想・レビュー・書評

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  • 不気味。とにかく不気味だし悲惨だし、結局何だったのだろうっていう疑問が残って心に膿が溜まってるみたいな読後感でした。
    質疑応答だけで物語が進むのですが、その中に沢山の人間模様があって、生きている人間の恐ろしさ、また脆弱さってのがありありと伝わってきます。
    ホラー映画を見たような怖さとかじゃなくてリアリティがあるだけに怖い話でした。
    もしかしたら何処かの都市で、はたまた自分の近くで、そんな事が起こっていてもおかしくないのかもしれませんね。

  • 初の恩田陸の本だったんですが読み終わった後 ただただ恐怖感だけが残りました(;ω;`) とてもリアリティーのある文章でしたが なにを伝えたいのかが分かりませんでした なんか人間て恐ろしいなと思いました

  • 全文会話での構成で、最後の会話は必要ないかもしれないな~と思うんだけど
    これがないと、落がないような気もするし
    最終的に何でもありのような気がする
    まぁ、面白かったけどね

    レスキュー隊の話は怖いね、何か有りそうで

  • すべて質問とその回答で構成される。スーパーで起きた悲劇の事故の真相を追う手法はおもしろいが、内容はよくわからない。。。
    おもしろくなかった。

  • 2006年10月1日読了。

  • ・・・結末は?結末は?!
    というまま終わってしまった
    謎のまま終わる、というタイプでもない

    一つの事件によって人々に起こった影響が次々に描かれる
    終わりに向かって収束するどころか広がっていく
    そしてそのまま終わる
    まだまだ続きを書こうと思えば書けそうなまま終わる

    最後は収束して終わる話が好きな者としては・・・
    それでも読み進めるのは楽しかった

  • 全て会話で構成されている
    結局原因は分からずじまい…?
    同じことに関しているはずなのに人によっては捉え方考え方が全く違う
    会話文だけなのに情景を想像できるのはすごいことではないですかね?

  • -大型ショピングセンタで火災発生-
    事件の第一報はそのように流れた。

    火災や、有毒ガスがまかれたと言う情報が飛び交い、大勢の人々が逃げ惑う中、現場の『M』は不気味に静まり返っていた。

    最終的に死者六十九人、負傷者百十六人もの惨事になったこの事件は原因が分らないまま、いつしか人々の記憶から忘れられていく。


    インタビュー形式で話が進んでいきます。その中徐々に大惨事になった事件の当事者に聞いているんだなと言うことがわかってくるのですが、一向に事件の原因は見えてきません。明らかに何かがあったはずなのに・・
    不思議なのは何箇所かでほぼ同時に何かが起きたと言うことだけ。ある階では不審な行動をとっていた老夫婦が大声を上げ、ある階では確かに何かが撒かれ、非常ベルが鳴り響く。突如として各地で起こったパニックは瞬く間に広がり出口に人が殺到し大勢の人が圧死する結果になった。テロから政府の陰謀説まで実しやかに囁かれるが、調べても結局何も見つからなかった。そこには何があったのか?共通しているのは皆何かを感じていたことだけ。しいて言えば悪意のようなものだろうか?

    結局、最後まで原因は明かされないままで。あの惨状の中無傷で生き残った『奇跡の少女』の話で幕を閉じます。奇跡の裏の恐ろしい現実。

    すっきりしないラストではありましたが、ぞくぞくと湧き上がってくる恐ろしさが感じられました。

  • 質問者と、巻き込まれた関係者のQ&A方式で進んでいく。
    うーん、と思いながら読みすすめていると、後半どんどん謎が解けていった。
    前半はちゃんと助走、後半は坂道を自転車で下るような疾走感。
    すごくすっきりして気持ちの良い読後感でした。

    恩田陸らしいSFテイストも、後半にずどんと。

  • 井上夢人さん「もつれっぱなし」を連想する作品。すべて会話文、文字通りの「Q&A」のみで構成された物語なので、想像力が大いに刺激される一品。どこがどう繋がっていくのかわくわく。いったいどうなってしまうのかぞくぞく。最終的にはいくらか謎が残らないでもないのだけれど、まあそれも一興。それなりの結論はあるように見えてるし。特にこの結末はなんとも。
    ところどころホラーめいた雰囲気もあって抜群。消防士PTSDの部分には背筋が粟立った。ひええ。この部分は怖すぎ。
    しかしこういう「人間が凶器」てな事態……ホントにあるものね。陰謀説は本当に怖い。そしていろんな「Q」とそれに対する「A」。これにはいろいろ考えさせられる面もあるかな。「神の存在意義」とか「人を殺すこと」とか。

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著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

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