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- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344006461
作品紹介・あらすじ
お釈迦さまがお姿を変え、あそこで寝てはる。京の由緒ある寺・知恩院の本堂の回廊で、誰に咎められることもなく、毎日寝転がっている女。「お釈迦さまに違いない」と言う者もおり、世間の注目を集めていた。菊太郎は図太い女がいたものだと呆れつつも、なぜか気になり、女の正体を探ろうと知恩院へ足を運ぶ。そこで彼が目にしたのは、横たわる女と、彼女に襲いかかる男たちの姿だった。彼女が毎日回廊で横たわっていた理由とは?男たちはなぜ彼女を襲ったのか?心暖まる傑作時代小説シリーズ最新刊。人気時代小説シリーズ第十集。
感想・レビュー・書評
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この著者は優しい心根の持主と、本を読んでいて感じられる。登場人物に悪人がいない。居ても止むを得ない事情があるとか真からの悪人がいない。著者の後書きでは現代を時代ものにアレンジしているとの事であるが、現代の問題を巧みに、読者にそれと感じさせずに時代物としているところはさすがである。
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