正義の証明 (上)

  • 幻冬舎 (2004年11月30日発売)
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本 ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784344007079

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  • 登場人物の感情表現が貧相なため、気持ちが入らない。記号でかかれた物語のよう。新聞連載のせいか、情報がくどくどと繰り返されるのが面倒。

  • 法の穴をかいくぐり、罪から逃れる悪人に正義を名乗り天誅を下す『私刑人』。世論は彼を指示するが、一方でそれを認めれば法治社会は崩壊してしまうと警察は彼を止めようとする。
    正義の基準とはどこにあるのかを突き詰めた話。
    いくつかの視点から事件がおわれて、最後一つの真実にリンクするというミステリー的なところも面白い。

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著者プロフィール

森村誠一
1933年1月2日、埼玉県熊谷市生まれ。ホテルのフロントマンを勤めるかたわら執筆を始め、ビジネススクールの講師に転職後もビジネス書や小説を出版。1970年に初めての本格ミステリー『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞を受賞、翌年『新幹線殺人事件』がベストセラーになる。1973年『腐触の構造』で第26回日本推理作家協会賞受賞。小説と映画のメディアミックスとして注目された『人間の証明』では、初めて棟居刑事が登場する。2004年に第7回日本ミステリー文学大賞受賞、2011年吉川英治文学賞受賞など、文字通り日本のミステリー界の第一人者であるだけでなく、1981年には旧日本軍第731部隊の実態を明らかにした『悪魔の飽食』を刊行するなど、社会的発言も疎かにしていない。

「2021年 『棟居刑事と七つの事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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