- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344007109
感想・レビュー・書評
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大事にしたいもの、大事にしたいことはそっと抱えていたらいい。どこかに収っておいて、ゆっくりかなう時を待つのは悪くない。ただの紙袋じゃないのだと、私はまたいいわけを見つけてしまった。
(P.129)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
趣味の良い人が格好よく居心地よくモノを配置している状態と、洗練された収納とは別物であることを改めて認識した。収納は人ぞれぞれ。押し付けは良くないし、基本的に自己満足の世界なのかもしれない。苦手な人は他人の収納を参考にしたり手伝ってもらえばいいし、得意な人(または得意だと自負している人)は我が道を行けばいい。著者も書いているがとてもプライベートなことなのだと思う。
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ひとつのものの置き場所についてとことん考えるけど
遊びの場所も設けておく
ガチガチになりすぎず、でも美しく、自分らしくって一朝一夕でできることではないと思う
だから日々の積み重ねが大事なんだな
ちょっと違うなと感じる「ザワザワ感」(だっけ?)も大事にした方がいい、というのは参考になった
何となく、蓋をしてしまいがちだったので
この本に関して云うと「収う」とかいて「しまう」と当て字するのがどうも最後まで馴染まなかったので
そういう感覚も素直に受け入れようと思った
表紙の黄色が好きな色 -
130629*読了
堀井和子さんの本は持っているけれど、積読していたままで。
それとは違う、この本を図書館で借りた。
そして、一気に堀井さんのことが好きになった。
この本は、ただの収納術の本では決してない。
心地よく暮らすために、収ったり、出したりして、そのものの一番いい居場所を見つけ、住まう空間をデザインしていく。
そう聞くと、苦手な片付けも楽しそうに思えてくる。
そのものにとって、一番しっくりくる場所を見つけてやりたいと思う。
本をそれこそ、いろんな場所に積んだまましておくというの。わたしもしているけれど、それをオシャレなレイアウトにしてしまうところ、置き方にもこだわっているところに違いを感じる。
そっくりそのまま、堀井さんの収い方や出し方をマネすることはできないけれど、自分らしい空間をデザインしてみようと思う、ワクワクの入り口となる本だった。 -
私にはまだまだ家でするべきことがある。物を尊重にすること、美意識を育てること、全て日常生活。
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収納方法よりも、
まず自分の感性を大切にすること。 -
部屋の収納を語っている内容だけれど、
モノゴトをどう捉えるのか?
それが語られている。作者の自分の研究は深い。
読んでいると、とても真似できないと思うことが
多々あるけれど、作者にとっては、無理が
無いし楽しいことなのだ。無理な努力なんて一切無い。
収納は、服をコーディネートをするみたいな
美しさを楽しんでいるし、、
収納のルールもガチガチではない。
車のハンドルのような遊びがある。
しなやかな暮らしだなぁと思う -
こういう独特な感性をもった人のこういう本って好き。文章も写真も柔かく、押しつけがましくなく、ただ著者が自分の家とか持ち物を気に入ってることがひしひしと伝わってくる。■キレイに片付いていること、インテリアに凝っていることが「すてきな奥さん」の条件とされているかのような世の中のインテリア本は、インテリア業者とか100円ショップと提携しているのかの如く購買意欲を強要してくるので、そういう気分のときはいいんだけど、そうでないときはすごく疲れる。■この本は、疲れているときこそのんびりと読んで、自分がリラックスできる空間を作ろうと思わせてくれる。
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いつもついつい手に取ってしまう著者の本。ワタシが求める生活スタイルのポジションにあり、ワタシがなかなか辿り着けない境地というか…著者もまだ途中ではあるのだろうけど…ワタシはナチュラルというのが苦手というか、そこまでナチュラルに拘りたくないというか。著者は都会に暮らしながら、自分の気持ちのいいチョイスで生活しているそのスタンスが素敵。ナチュラルであっても、なくても。なんとなく既製品が好きという所もいい。夫婦二人の生活を身の丈に合ったスタイル・物選びによって著者は素敵に暮らしている。どこか、DINKSの悟りのような…我が家はもう夫婦二人生活ではなく、子どもが我が家に居り、もう趣味とか何だとか言っていられないんですが、この心意気だけは持っておきたいと、また手に取ってしまいました。内容は収納。物選びからくる収納。けして収納上手なのではないけど、ユルく恰好よく、人と成りの出ている収納なのだ。真似はしないけど、眺めて読んでいると自分流を模索し得る内容だ。
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堀井さんの家のインテリアを覗かせてもらえます。
とても素敵な家とインテリアに憧れます。
写真もあって、読むだけで楽しい。