工学部・水柿助教授の逡巡

著者 :
  • 幻冬舎
3.44
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本棚登録 : 447
レビュー : 65
  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344007246

作品紹介・あらすじ

最初にお断りをしておくが、この作品は小説である。さて水柿君、この巻で予想どおりN大学工学部助教授のままミステリィ作家になる。きっかけはとくになく、なんとなく書き始めたら、すぐに書き上がった。それをミステリィ好きの妻・須摩子さんに見せたが、評価はあまり芳しくない。それで出版社に送ってみたら、なんと、本になることになり、その上、売れた!時間があれば小説を書き続ける毎日、そして幾星霜、水柿君は、すっかり小説家らしくなったが…。若手研究者は、こうして小説家になった。

感想・レビュー・書評

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  • このシリーズを読むと、れっきとした森博嗣ファンになった気がする。えもいわれぬぐだぐだ感。水柿くんが小説を書き出したエピソードとか、広い土地を買って線路を作り出したエピソードとかが書かれていて面白い。なぜかラストは爽やか。奥さんのことが好きなんだなぁ。

  • ダジャレ,諺,言葉遊びに隠れる本音の数々,バカバカしいながら率直さに快哉を覚えます.

  • 小説風エッセイ。シリーズ二作目。
    私たちは須摩子さんに感謝しなければならないのかもしれない。

  • 面白かったです。

  • 『~日常』の続編。
    意味ある文章を、言葉遊びもしくはおやじギャグで修飾し、3倍くらいに膨らませた小説? 実話?
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/5451232.html

  • 面白い。本当に面白い。
    恥ずかしいキャッチコピーをつけるなら、『言葉の魔術師現る!?』という感じ。

    森さんといえば、まずミステリーが思い浮かぶかと思いますが、これはエッセイ?のような小説です。
    前作『工学部・水柿助教授の日常』では、助教授である水柿君の大学での日常が描かれていましたが(そのまんま)、今回は、助教授である水柿君がミステリ作家になる!?という内容です。

    前回と違う所は・・・須摩子さん(奥さん)がいっぱい出ている点でしょうか。
    大学での水柿君ではなく、小説家の水柿君がメインなので、登場人物がガラッと変わっています。
    水柿君、須摩子さん、編集者さん・・・くらいしか出てきません。

    小説をあまり読まない水柿君が、須摩子さん(趣味読書。ミステリ大好き)に見せようと思って小説を書きます。が、小説を読まないものだから、ミステリの何たるかがわからないのです。水柿君と須摩子さんのギャップを埋めるために(?)繰り広げられる討論は読み応えがあります(笑)

    また、初めに言ったように、言葉がスゴイ!おかしい(笑!!
    限りなく親父ギャグに近いですが、紙一重で最高のセンスだと思います!!!
    ミステリを読んでいても、詩的な部分というか、韻を踏んでいる所が多々見受けられますが、これはまた別です。
    頭に浮かんだことをガンガン書いていく、という、新たな取り組みなんです(きっと。)
    色々と、今までの型にはまった小説を打開しようと挑戦しているので、好きな人は大好きだと思います。私は大好き。

    あと、ちょっと本を過小評価・・・違うな、ちゃんとした意思を持って書いているんですが、『あぁ、でもこんな事書いてもついてきてくれる人は居ないだろうな。ていうかコレ読んでる人居るの?』的部分が見られるんですが・・・きっと、色んなトコで『書評』書かれるのも予想してのことなんでしょうね。
    ついていきますよ!面白いもの!!

    ミステリでは変人づくしの論理攻め、詩では独自の世界・・・(褒めてます)
    水柿君シリーズは全く別です。おススメ!

  • 2012/12/11
    自宅

  • 2冊目の森博嗣。1冊目よりはすんなり読めた。
    今度は水柿くん以外の森博嗣を読んでみようかな。

  • 脱線に次ぐ脱線、ジョークの応酬。

    Mシリーズ2冊目、工学部・水柿助教授の逡巡。

    相変わらず、須摩子さんとの夫婦生活は楽しそう。

    あくまで主人公は水柿小次郎だけれど、基本スタンスは森博嗣の自叙伝的小説風随筆だと思う。

    282~296あたりのミステリィ考察はオススメ。

    ラストいい感じ。

  • 2012/1/24

    borrow a book from Osaka Municipal Central Library

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プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

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