眉山

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 305
感想 : 62
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344007277

作品紹介・あらすじ

東京の旅行代理店で働く咲子は、故郷の徳島で一人で暮らす母・龍子が末期癌であと数ヶ月の命と知らされる。ちゃきちゃきの江戸っ子で、気風のいい母は、「神田のお龍」として、沢山の人々から慕われてきた。徳島に滞在し、母を看取ろうと決心した矢先、咲子は、母が自分に言わずに「献体」を申し込んでいたことを知る。それはなぜなのか?やがて咲子は、母が残した箱から、まだ会ったことのない父のことと、母の想いを知っていく-。

感想・レビュー・書評

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  • さだまさし氏が小説を書いている事を知り読んでみた。
    神田のお龍さんの心意気に感動しながら引き込まれるように読んだ。
    読みながら、長崎ぶらぶら節の愛八さんとダブってしまう。
    眉山という歌もあるのかなと調べたらあってビックリした。

  • さらりと読んだ。
    末期がんの母親。私生児の娘。
    気風の良いカッコいい人。意地を張りながらも、好きな人を待っていたのか。

  • なんとまあ、きっぷの良いお母さんなのでしょう。
    啖呵を切るところなんざ、小気味よくてすっとしますね。
    親の生きざまをみて、送れるというのは、幸せな事なのではないかと思いました。

  • どうしても病院モノは感情移入しづらい。いい話でみんなが感動したっていうのに勿体無い。

  • 気っ風の良い母の啖呵が小気味よい。

  • 泣ける!

  • 一冊読むのにここまで泣くのも珍しい。自分と重ね過ぎたか?ツッコミ処も冷静に読めば満載なのだが、母と娘のやり取りは秀逸。

  • 温かな気持ちになれる小説。芸能人が書いたという色眼鏡で見てはいけない小説。人物もきちんと描き分けられており、一人一人筋がきちんと入った感じかしてなかなか気持ちよかった。

  • 二度目。

  • さだまさしの小説は一度ちゃんと読んでみたいと思ってました
    やっぱりソングライター=言葉を大事にする人の書く文章は美しい
    四国って気になるところはたくさんあるけどまだ行ったことのない土地…一度訪れてみたいなぁ~
    是非映画も観てみたいと思います(;A´▽`A

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著者プロフィール

一九五二年長崎市生まれ。シンガーソングライター。二〇〇一年、初小説『精霊流し』がベストセラーとなる。『精霊流し』をはじめ、『解夏』『眉山』アントキノイノチ』『風に立つライオン』はいずれも映画化され、ベストセラーとなる。その他の小説に『はかぼんさん―空蝉風土記』『かすていら』ラストレター』『銀河食堂の夜』など。

「2021年 『緊急事態宣言の夜に ボクたちの新型コロナ戦記2020』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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