背の眼

著者 :
  • 幻冬舎
3.27
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  • (47)
  • (4)
本棚登録 : 699
レビュー : 155
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344007314

作品紹介・あらすじ

「レエ、オグロアラダ、ロゴ…」ホラー作家の道尾が、旅先の白峠村の河原で耳にした無気味な声。その言葉の真の意味に気づいた道尾は東京に逃げ戻り、「霊現象探求所」を構える友人・真備のもとを訪れた。そこで見たのは、被写体の背中に二つの眼が写る4枚の心霊写真だった。しかも、すべてが白峠村周辺で撮影され、後に彼らは全員が自殺しているという。道尾は真相を求めて、真備と助手の北見とともに再び白峠村に向かうが…。未解決の児童連続失踪事件。自殺者の背中に現れた眼。白峠村に伝わる「天狗伝説」。血塗られた過去に根差した、悲愴な事件の真実とは?第5回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 以前このシリーズの三作目を読み、今回やっと一作目を読み終わる事ができた。道尾さんのデビュー作。
    本自体も分厚い上に表紙を捲った途端に読み切れるかと不安になる程の長編。福島の山奥、白峠で起きた子供の神隠しと、心霊写真に写り込んだ謎の目と自殺…様々な事がたくさん詰め込まれた作品だった。実際読み始めると結構テンポ良く読めた。
    元はもっと長かった?ようで、更に推敲すると素晴らしい作品になりそう。でも、デビュー作らしくて良かったです。

  • 敬愛して止まない道尾さんのデビュー作。

    なかなかの長編。
    既に道尾・真備・凛のシリーズは読んでいたから自然に入り込めたが、確かに解説で指摘されてるように冗長ではあったかも。

    途中疲れかけたけど、終盤は随所に散りばめられた伏線や謎が一気に紐解かれていくので最後はすっきりして読了。


    厳密には☆3.5くらい

  • ホラーサスペンス大賞の特別賞受賞
    デビュー作でもある作品。

    不可思議な現象について謎を解かんとする探偵役、助手役、美人秘書役という面子がきっちりと揃っている。
    オカルティックなミステリー小説といったところ。ホラーって感じではなかったかな

  • うーん

  • 長かったし微妙だった

  • 4.0 道尾氏のデビュー作。京極夏彦氏の二番煎じとの評価もあるようですが、私はおもしろかったです。真備のキャラも格好良い。

  • 道尾秀介氏のデビュー作であり、その作品で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞した作品「背の目」を読了。直木賞授賞後もすでに数々の作品を世に出してきていているが、このデビュー作品はさすがにちょっと冗長な部分も多いようにも思えるがやはり直木賞作家うまいなと思わせる骨太のホラーサスペンス作品に仕上がっている。ホラーの部分はなくてもしっかりとしたミステリーの骨組みがありそこに或る意味目くらませ要素としてホラーの味付けがされている。ホラーサスペンスと書いたがサスペンスというよりミステリー作品として読める結構深い作品ではないかと感じた。
    ホラーとミステリーの組み合わせというと京極夏彦氏を思い浮かべるがさすがみまだデビュー作なので京極氏のレベルまでにはやはり全然届いてはいない。特にタイトルの”背の目”に関連した部分の物語にはちょっと無理があり少しばかり納得がいかなかった。そんなデビュー作故のあちらこちらにあるほころびが読む人にちょっと冗長だなあとおもわせるのだろう。もう一度筆を加えたらどんな作品二なるのだろうと思うとあり得ないだろうがやってほしいなあ。そんな冗長ではあるが面白さでぐんぐんと読み進む事ができるサスペンス作品を読むBGMに選んだのがCharlie Hadenの"Montreal Tapes with Gonsalo Rubalcaba, Paul Mochian".こんなライブの現場に居たいなあ。
    https://www.youtube.com/watch?v=x6db2N40D_0

  •  作品解説(帯より)「レエ オグロアラダ ロゴ……」ホラー作家の道尾が、旅先の白峠村の河原で耳にした不気味な声。その言葉の真の意味に気づいた道尾は東京に逃げ戻り、「霊現象探求所」を構える友人・真備のもとを訪れた。そこで見たのは、被写体の背中に二つの眼が映る4枚の心霊写真だった。しかも、すべてが白峠村周辺で撮影され、後に彼らは全員が自殺しているという。道尾は真相を求めて、真備と助手の北見とともに再び白峠村に向かうが……。未解決の児童連続失踪事件。自殺者の背中に現れた眼。白峠村に伝わる「天狗伝説」。血塗られた過去に根差した、悲愴な事件の真実とは?
     第5回ホラーサスペンス大賞 特別賞受賞作

     冒頭部に登場する、初老の駅員との会話がテンポ良く、すんなりと物語に入り込める。が、真備の登場からテンポの良さが一転、無駄に長い説明やウンチクにより、内容に対する期待感が薄れてゆく。作品中では魅力溢れる人物だと強調したいようだが、現実に真備のような人物がいたら、鼻つまみものでしょう。
     必要以上に長いのではないだろうか、と思いながら読了。巻末の選評に同様の意見があり、出版にあたり枚数を削減したようなことも書かれていた。修正前の長さが気になります。所々に散りばめられた謎が、ラストでは一気に収束するので途中で読むのを止めないように!
     以前放送されていた『特命リサーチ200X』や、月刊『ムー』などの内容がお好きな方には好評価かもしれません。

  • ぐいぐい読めました。説明足らないとこもあるけどこれはこれで。

  • 心霊写真的な話から現実としての殺人事件という展開。作家、心霊探求家、助手はシリーズになりそうと思ったら、やっぱりこの後出ているらしい。読みたい。

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著者プロフィール

道尾 秀介(みちお しゅうすけ)
1975年、兵庫県生まれの小説家。玉川大学農学部卒業。会社員生活を続けながら小説を執筆しており、2004年『背の眼』で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。
2007年『シャドウ』で第7回本格ミステリ大賞(小説部門)受賞。2009年『カラスの親指』で第62回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)受賞。2010年、『龍神の雨』で第12回大藪春彦賞受賞。『光媒の花』で第23回山本周五郎賞受賞。2011年、『月と蟹』で第144回直木賞受賞。直木賞にはこの作品で5回連続のノミネートだった。
その他代表作として『向日葵の咲かない夏』があり、文庫版は100万部を超えるベストセラーになった。『カラスの親指』は映画化された。
ほか、横溝正史ミステリ大賞、新潮ミステリー大賞の選考委員を務める。

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