背の眼

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  • 幻冬舎 (2005年1月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784344007314

みんなの感想まとめ

人間の狂気や無意識の犯行をテーマにしたミステリーが展開され、霊現象やホラーの要素が絡むことで、独特の緊張感と興味深い視点が生まれます。登場人物たちの悲壮感があまり強調されない中で、道尾秀介ならではのス...

感想・レビュー・書評

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  • 先日「近畿地方のある場所について」を読んでビビりちらして居たから、その内容を思い出す要素が結構あって、アスファルトタイヤを切りつけながら読んでいた。

    まあでも読んでいくと、これホラーじゃなく道尾秀介氏らしいミステリーで安心した。

    ある状況下の人達の悲壮さがそこまで感じられないのと、結局タイトルの回収もシャっと終わった感があって幾分消化不良な所もあるけど、それは道尾秀介というストーリーの力技でねじ伏せてたのがなんとも凄い。

    さて、次も楽しみ!

  • 白峠村天狗の神隠しは,河原の頭部発見で殺人事件に。霊現象探究所真備は事件の真実に迫る。人間の狂気による無意識の犯行は霊よりたちが悪い。(遺体発見者)亮平の霊能力は本物だが,理解されないのが残念。

  • ミステリーは生きてる人たちの死にまつわる話だが、ホラーミステリーはそこに死んだ人たちが加わる。
    そうなることで違った面白さがあるんだと、この作品を読んで感じた。

  • 以前このシリーズの三作目を読み、今回やっと一作目を読み終わる事ができた。道尾さんのデビュー作。
    本自体も分厚い上に表紙を捲った途端に読み切れるかと不安になる程の長編。福島の山奥、白峠で起きた子供の神隠しと、心霊写真に写り込んだ謎の目と自殺…様々な事がたくさん詰め込まれた作品だった。実際読み始めると結構テンポ良く読めた。
    元はもっと長かった?ようで、更に推敲すると素晴らしい作品になりそう。でも、デビュー作らしくて良かったです。

  • 福島県にある寒村・白峠村を訪れた道尾は、ここ数年立て続けに起きている「神隠し」の事件を知る。立ち寄った旅館の付近を流れる川からは不気味な声が聞こえてきた「レエ・・・オグロアラダ・・・ロゴ・・・」

    「ラットマン」が結構面白かったので、道尾氏のデビュー作を読んでみることに・・・。「ラットマン」とのあまりの作風の違いにまずびっくり。ホラーサスペンス大賞に応募した作品で、ホラーと本格ミステリが交じり合った構成になっている。しかしながら、ホラーも謎解きも共にインパクトが弱いせいか、1200枚の大作の割には読後の余韻に欠ける。大々的に提示された謎であり、タイトルにもなっている「背の眼」の落としどころも首を傾げざるをえない。…と、不満ばかり書いたが、著者の作品は作を追うごとに洗練されているようなので、他の作品にも手を伸ばしていきたいと思う。

    ホラーサスペンス大賞特別賞受賞(2004年)

    《真備シリーズ》
    1.背の眼
    2.骸の爪
    3.花と流れ星

  • ホラーとミステリーが一緒になったような感じです。

    この事件に関わった人たちは、気の毒な人が多かったです。

  • デビュー作にして第5回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作。

    ホラー作家の道尾が旅先で奇妙な声を聞く。
    その場所では児童連続失踪事件が起こっていた。

    道尾は奇妙な体験を同級生で霊現象を探求する事務所を開いている真備に相談する。
    偶然にも真備の元には道尾が訪れた地の近くで自殺し、自殺前に撮られた写真には人の背中に眼が写ったという相談が持ち込まれていた。
    道尾と真備、助手の北見は再びその場所に戻って事件を解明しようとする。

    解決できない問題に対し、神隠し、天狗伝説など非科学的なものに人間は原因を求めようとしてしまう。
    それを真備は丁寧に科学的、論理的に疑問を解いていく。しかし、真備は霊現象を探し求めるという特異なスタイルがある。またその理由も・・・

    ホラーなのに、ホラーらしくないというのが新鮮に感じました。
    またデビュー作で丁寧に書かれている印象がありますが、もう少し、読者にネタバラししながらてもいいかなと思いました。

    他の作品も気になる作家さんです。

  • 第五回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作。

    道尾が訪れた白峠村の河原で聞いた謎の声。
    急遽東京に戻り大学時代の友人・真備に相談すると
    道尾は真備から白峠村近辺で撮られた
    4枚の心霊写真を見せられた…。
    道尾が聞いた謎の言葉と何か関係があるのか?
    道尾と真備、 真備の助手・北見と3人で白
    峠村を訪れるとそこは天狗伝説のある地で…。

    本当は色んな要素てんこ盛りで面白いはずなのに
    面白いと思う前に…ん?と思っちゃったよ、
    だけど選評を読んで納得。
    冗長だからだ( ゚д゚)!!
    でもデビュー作と知って納得。
    前半ホラーで後半サスペンス感覚。
    でもやっぱなんだかんだでホラーだよね

  • 二回目。
    結末からそれに至る過程まで、全てがつまらなかった。
    心霊と殺害事件をミステリーに落とし込みたかったのだろうけれど、風呂敷の広げかたが雑すぎる。
    白い女の真相なんて本を投げ飛ばすレベル
    主人公の名前が著者名であるのが尚更寒い。
    なんで二回目読んだん?

  • あるシーンで、
    お父さんと男の子の話のところで、人間同士の関係なんて大小織り交ぜたさまざまな誤解によって構成されていて
    当人同士が理解しあっているというのではなく、実は都合よく誤解しあっているだけなのだ。って会話があって。
    すれ違いによって哀しいことがおきるんだけど、それって日常でよくおきるよなって思う。哀しい勘違いで仲違いしちゃったり、優しく出来ないことあるよな。って思った。
    大切な人には、きちんと自分の気持ち。ちゃんと伝えたい。いつもいつまでもそばにいるわけではないから。って考えたのはとてもよき。

  • 多くの感想にあるように特に前半が長く感じられ、犯人についてすっきりしない部分もあるけど、後半は先が気になって仕方ないし、なによりラストが好き。それがまた強引だけど、全く予想していなかった読後感を味わえる作品。

  • 道尾秀介さんのデビュー作。内容のわりに長いなーと思ってしまったけど、読みやすい文章、後半の驚き等、魅力の片鱗が伺えました。

  • とにかく細かい描写が多くて、細かく伝わりました。ホラーかなと思いながら、ドキドキしながら読みました。
    最後に、なんでそれを伝えてあげないのよぉ〜と、思ってしまいました。

  • なかなかのボリュームだったけど、途中でやめると怖くなってきそうなので一気に読みました。
    デビュー作なのもシリーズになっているのも知りませんでした。次作も読みたいです。

  • 以前読んだ道尾作品よりも荒削りで無駄がある。という印象。だけど、散りばめられた謎が一体なんなのか、伏線がどう回収されるのかが気になりどんどん読み進めた。

    憑依という結末や背の眼がなぜ現れたのかなどの解明はちょっと残念な感じで、白い女の正体もあまり広がらずというところで物足りない感じもしたが、全体を通してはおもしろかった。

    道尾秀介の他の作品をもっと読みたいと思う。

  • 4.0 道尾氏のデビュー作。京極夏彦氏の二番煎じとの評価もあるようですが、私はおもしろかったです。真備のキャラも格好良い。

  • 心霊写真的な話から現実としての殺人事件という展開。作家、心霊探求家、助手はシリーズになりそうと思ったら、やっぱりこの後出ているらしい。読みたい。

  • デビュー作なんですか。すごい。

    民俗学的な要素もあってとても面白かった。
    登場人物のリンクも好きな感じです。
    シリーズになってるみたいなので、他のもよんでみようかな。

  • 真備シリーズ、1作目。これが著者のデビュー作だったようで。

    民俗学的ホラーミステリ、かな?ミステリ色の強いホラーなので、ホラー苦手な私でも大丈夫でした。選評にあるような冗長さはあまり感じず、むしろいろいろ詰め込まれている薀蓄があることで、最後まで面白く読めた。まぁ、犯人は結局、、、だったけれど、全体的には楽しめた作品だったかな。こちらの方が先ですが、私は三津田信三さんの刀城言耶シリーズをもっとマイルドにした感じだと思った(京極堂シリーズは大昔に2,3冊読んだきりなので覚えていない)。ホラー苦手な私にはこちらの方が手に取りやすいかも。シリーズ化されているようなので、次作も楽しみ。

  • 道尾作品2冊め。長編でしたが、いろいろな事件がつながって先が気になって、いっきに読めました。もっと道尾作品を読んでみたいと思いました。

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著者プロフィール

2004年『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し作家デビュー。同年刊行の『向日葵の咲かない夏』がベストセラーとなり、以後、『シャドウ』で本格ミステリー大賞、『カラスの親指』で日本推理作家協会賞、『龍神の雨』で大藪春彦賞、『光媒の花』で山本周五郎賞、『月と蟹』で直木賞を受賞。累計部数は700万部に迫る。

「2022年 『DETECTIVE X CASE FILE #1 御仏の殺人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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