死小説

  • 幻冬舎 (2005年3月10日発売)
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感想 : 16
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  • 本 ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344007505

感想・レビュー・書評

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  • じっとりと湿り気がある、厭な怖さ。
    収録されている五話すべてに超常現象が示唆されているけど、怖いのはそれが現れる過程だろう。
    発病、痴情の縺れ、介護、ストレス…と、新聞記事にもよくある理由が前提になっている。つまりはある程度誰にでも起こりえることで、厭らしい怖さが感じられた。

  • 2019/1/31

  • 死をテーマにしたホラー短編5作。

    ・憎悪の転生
    ・屍の宿
    ・黒い子供
    ・夜伽
    ・降神

    追い詰められての死や、忍び寄る死など、少しゾクッとするお話。


    登場人物の中年男性がもろ自分とかぶり、なんか読後感が良くなかった。

    帯で書かれてあるほど、怖くなかった。

  • 死んだらどうなるのか?
    そこで終わる。転生する。留まる?死と死のはざまの「私」へ…五篇からなる作品集です。
    怪談めいた作品からじっとりした情欲ほとばしる作品まであり、一口にホラーと言っても
    色々なバリエーションがあるものだと感心しきり。福澤氏は追い詰められた男を描くのが
    本当に上手いと思っていましたが、疲れきった男を描くのも上手く、くたびれ感がすごい。

  • #読了。短編集。ホラー。凄さもそれほどではなく、重たい感じはないが、ホラーはやはりあまり得意ではない。

  • 2013年8月10日

    装幀/多田和博
    カバー写真/getty images

  • 2013.2.22

  • 幽霊的な怖さと人間的な怖さが相まっている短編集。「憎悪の転生」と「夜伽」のラスト一ページがとんでもない。恐怖と吐き気がするのの究極体だと思う。

  • ガツンとせず軽くて読みやすい(・ω・)ノ

  • 帯に惹かれて珍しくハードカバーで購入したけれど、帯で煽るほどの内容でも……なかった。
    厭ぁぁな感じは溢れているんだけども。

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著者プロフィール

福澤 徹三(ふくざわ・てつぞう):1962年、 福岡県生まれ。ホラー、怪談実話、クライムノベル、警察小説など幅広いジャンルの作品を手がける。2008年、『すじぼり』で第10回大藪春彦賞受賞。著書に『黒い百物語』『忌談』『怖の日常』『怪談熱』『S霊園』『廃屋の幽霊』『しにんあそび』『灰色の犬』『群青の魚』『羊の国の「イリヤ」』『そのひと皿にめぐりあうとき』ほか多数。『東京難民』は映画化、『白日の鴉』はテレビドラマ化、『Iターン』『俠(★正字)飯』はテレビドラマ化・コミック化された。

「2023年 『怪を訊く日々 怪談随筆集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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