美人の日本語

著者 :
  • 幻冬舎
3.70
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本棚登録 : 823
感想 : 154
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784344007512

作品紹介・あらすじ

一日一語、口にするだけで綺麗になる365の言葉。

感想・レビュー・書評

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  • 口からでてくる言葉でその人間の生き方がわかる…きたない言葉より、綺麗な言葉をもたないとね!そうすれば他人の素敵なところが見えてくるかも!

    ぜひ〜

  •  乱れに乱れたあとだから、来るべくして来た反動なのでしょうか!? 近頃、本屋さんを覗くと、日本語の良さを見直す書籍が多く並んでいますね。数あるなかからどれか一冊読もうと思いました。

     どんな本を選ぼう?
     身につけたいのは、文法的に正しい日本語か。相手にしっかり伝わる、分かりやすい日本語か。人心をつかむインパクトフレーズか。それとも雑学博士的に、間違いやすい日本語を探るか。個人的には、身体意識を呼びさます日本語、というものにも興味があります。「自分は日本語で何をしたいのか」を考えたとき、

    「品のある美しい言葉を操る女性になれたら、どんなに素敵だろう」

    という憧れがあると気づきました★
     巷の流行り言葉も知らないわけではないけれど、品がなくて汚く聞こえるなと感じる異物も混じっている……。美しい言葉を使いたい。
     そこで、『美人の日本語』を鞄にそっと忍ばせてみることにしたのでした。

     美人の日本語は、

    ①しっとりと落ち着いた調子で、ちょっと古風。

    ②「うつろひ」に対して、とても敏感。
     日々刻々と変化する空を鏡に使って、繊細な女心を写し出す言葉が数多く心に留まりました。瞳の中に波が揺れたり、風の色が見えたりする。天が泣くような言葉も出てきます。天候と感情の結びついた表現が、とても豊富なのです★
     お天気も人の心もうつろいゆくもの。日本語は、うつろうものへの感覚が研ぎ澄まされている、と思います。

    ③美しい☆ 読んでいるだけで魂が洗われるようです。

    ④それを一つ一つ丁寧に解説する山下景子さんの文章も、美人っぽくて淑女っぽくて素敵。

     ネイルカラーぬりたてぴかぴかの指(現代風で興醒めの……★)でめくったあと、「爪紅」の頁に栞をはさんでいたのですが、知人に「何読んでるの? ちょっと見せて」と言われた瞬間、とっさに栞を引き抜いてから渡しました。意味深ですからね……(笑)

  • 365日、1日一つづ、何気なく使っている言葉や、または知らなかったきれいな言葉などをとりあげています。
    普段使っている言葉が、こんな素敵な意味のこめられた言葉だったんだ〜と、想像をかきたてられるます。
    ただの言葉じゃなく、イメージと共に心の中にはいってきます。
    すごく自分の言葉が豊かになった想いがしました。
    言霊というだけあって、何気なく使っている言葉も、知らなかった言葉も日本語には素敵な意味や、音のきれいな言葉がいっぱいあるんだなあ〜と思わされる本です。

  • 4月1日は「四月朔日(わたぬき)」、4月2日は「曙(あけぼの)」・・のように、366日分の「今日の日本語」とその解説が書いてあります。
    読むというよりは、暇なときにパラパラ眺めると知らない単語に出会えて
    「ああ、この前見たきれいな朝焼けはまさに"曙"だったのか~」みたいな発見があります。

  • 「一番短い呪は名だ」 安倍晴明

    常世草:蜜柑

    真帆片帆:順風・逆風を操作しながら帆走する様子

    竹の春:秋のこと(青々と茂ってくる)⇔竹の秋:春(筍を育てるため黄色く枯れたようになる)

    思い差し:この人と思って心をこめてお酒を注ぐこと

    常初花:歳をとっても初々しい人

    寒苦鳥:夜が明けたら巣を作ろうと思い日が昇ると忘れてしまい、明日こそ巣を作ろうと思い・・・一生巣を作ることなく鳴き続ける鳥

  • 4-344-00751-4 調査中 2005・6・10 11刷

  • 途中で飽きてしまい、どうしても先に進まなかった。

    切り取られて単語として挙げられた言葉たち。
    確かに、美しい言葉たちなのだけれど
    一連の文章の中で、うまく使われることによって、人の心に響くのかもしれない。
    そんな風に感じた。

  • 13/01/18 美しい言葉の宝箱という感じの本。

  • 言葉を作ってきた日本人の感情の豊かさやセンスの良さを感じます。色使いや文字のほんわかした雰囲気に癒されながら、知っていた言葉も知らなかった言葉にも、良さを発見できる本でした。

  • 日本には美しい言葉が数多くあることを改めて実感させた本。
    ひとつひとつの言葉がていねいに書かれているので、この本に登場してくる言葉のほとんどを好きになれました。

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著者プロフィール

■山下 景子(ヤマシタ ケイコ)
兵庫県神戸市生まれ。
武庫川女子短期大学国文科卒業後、作詞家を目指し、「北海道・北賛歌コンクール」「愛知・名古屋マイソング」で最優秀曲など、数々の賞を受賞する。
初めての著書『美人の日本語』(幻冬舎)は26万部を超えるベストセラーに。
他に『花の日本語』『ほめことば練習帳』(幻冬舎)、『しあわせの言の葉』(宝島社)、『日本人の心を伝える思いやりの日本語』(青春出版社)、『大切な人に使いたい美しい日本語』(大和書房)、『手紙にそえる季節の言葉365日』(朝日新聞出版)などがある。

「2021年 『万葉の鳥』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山下景子の作品

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