半島を出よ (上)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344007598

感想・レビュー・書評

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  • 2014.10.14読了。
    今年34冊目。

  • リンチ描写が、、、。
    ちょいちょい説明飛ばしながらやっとのこと読了。
    それにしても日本ボロクソ言われてますね。
    下でどうなるのか楽しみ!

  • 北朝鮮の脅威に対して武力の強化が無意味である事を痛感させられます!

    政府首脳に求めるのは早期に最小限の犠牲を払い解決に務めること。

    でも厳しいよな。
    自分の判断で百人、千人の生命を犠牲にしなきゃいけないのって・・・

    一生夢見が悪くなりますね。


    そうなると近隣諸国とはどんな事があろうとも永遠に仲良くやって行きましょうねと思います!

  • 100円で買っちゃてすみません、って感じか。

  • 北朝鮮に侵略されたあとの日本の対応がリアルで恐い。日本は戦争したら絶対負けると思うから。最初登場人物の一覧を見て、あまりの多さに眩暈がした。日本人でさえ名前をカタカナで書いているから、カタカナを覚えられない私にはちょっときつい。が、面白い。これからどうなっちゃうの?

  • 丁寧に取材し、構成された力作。個々の章、場面が楽しめる。ただあっけない幕切れはスリルあるが興ざめ。

  • これはスゴイ

  • 北朝鮮の反乱軍が九州で独立国家を構築する為に
    福岡ドーム一帯を占拠した
    反乱軍を敵と位置付けるかどうかも決められない日本政府
    反乱軍の作戦は順調に進んでいく

    物語に厚みを持たせるために、
    登場人物の背景を語るのは分かるが、それが多すぎる。

    現状の日本の危機管理意識の低さを浮き彫りにしている。

  • 面白かった。
    結構衝撃的作品。

    いつなんどきどういうふうに転がるかはわからへんねんなぁと思ったし。

    危険がつきまとってるなーと思った。

  • 人間はこんな巨大な物語を紡ぎ出せるのか!と思ったのは村上春樹の『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』以来。

    村上龍の作品は5,6冊目かな?実は大学時代に購入したものの、途中で挫折して数年間放置されていました・・・今回やっと読了。読んでよかった。

    自分たちが気づいていないだけで、本当は強大な暴力や武力によって支配されている。月並みだけど、そういう大切なことって失ってからしかその大切さに気づかない。そして、気づいた時には「もう遅い」。何故そんな大事なことに気づかないかというと、自分たちがマジョリティであることに安心しきっているからなのかもしれない。

    村上龍は凄まじいリアリティで前半のページを埋め尽くしていく。眼前に退廃していく日本が見えてくる。実際にそういう世界が現れる。自分が所属する「マジョリティ日本」が経済的に腐敗し、挙句の果てに北朝鮮武装コマンドに占拠されるとき、「頑張れ、日本を守れ」と心のなかで叫ぶ自分に気付かされる。

    マイノリティであるがゆえに「暴力によって支配されている」ことを認識している集団だけが、その脅威に真っ向から立ち向かう爽快さが癖になる。

    内田樹先生が「日本人が国益を損なってでも守るべきものはひとつしかありません。それは日本です」とおっしゃったことを思い出し、政治家は日本を守ってくれるだろうか、と心配になった。

    すでにAmazonで『昭和歌謡大全集』『コインロッカー・ベイビーズ』を発注。楽しみだ!

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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