篠山早春譜: 高瀬川女船歌

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344007611

作品紹介・あらすじ

角倉会所で高瀬船の船頭をしている弥助の子・弥市は、ある日、界隈をうろつき人攫いと噂される謎の男が、篠山藩の京屋敷に入ってゆくのを目撃する。折しも木屋町筋の居酒屋「尾張屋」は、篠山藩士とおぼしき侍たちが毎夜詰めかけ、陰気な雰囲気に包まれていた。宗因は、彼らが客を装い、曳き人足・藤蔵の行方を探っているのではないかと疑いをもつ。謎の男と尾張屋に張り込む侍たちとの間には、何かつながりがあるのか?彼らの狙いとは?宗因の活躍を描く表題作をはじめ、高瀬川沿いを行き交う人々の哀歓を情感豊かに綴る全七編を収録した傑作時代小説シリーズ第四集。

著者プロフィール

1946年愛知県生まれ。愛知県立女子大学(現・愛知県立大学)文学部卒。75年「石女」で第24回小説現代新人賞、82年『陸奥甲冑記』『寂野』で第3回吉川英治文学新人賞を受賞。古代から近世を舞台に、資料を駆使した独自の視点による歴史小説を執筆。

「2017年 『似非遍路 高瀬川女船歌九』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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