てるてるあした

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 564
レビュー : 130
  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344007840

感想・レビュー・書評

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  • すごく懐かしい。
    高校入学したての頃に放送されていたドラマが大好きだった。
    学校から離れてるのが共通点で、今までとは違った生活になるかもと希望も持っていたしで、すごく胸に響いた。
    人とのつながりにも飢えていたしで、憧れてた。

    今日これを読み終えて、あの頃の自分からすれば、自分が今ここまで来たのは本当に夢のようだなと思った。

  • 20170618

  • 親の借金が原因で、合格した高校に入学することが出来なくなった照代。
    更には、佐々良に住む見ず知らずの親戚久代さんに預けられることになる。

    前作があるとの事。
    それを知らずに読み始めました。

    かなりひどい状況とは言え、マイナス思考の照代があまり好きになれず、なかなか読み進めずにいました。
    エピローグで一気に好みの展開に。
    久代さんの遺言が良かった。照代も、久代さんの元、佐々良での暮らしを通して、前向きで、明るい女の子になれた様子。良かった良かった。

    幼少期にネグレクトを経験していた照代のお母さん、同じことをしてしまっていると気付けなかったのでしょうか。

  • 読んでいて、佐々良ってなんか知ってるぞ?と思ったら、はるひのの、はると同じシリーズでした。
    佐々良シリーズを逆から読んでることになります( ̄◇ ̄;)

    結局は照代の話というより、母・慶子の話だったような気がします。
    照代目線で語られた、慶子の話。
    それで照代が成長したって感じの話でした。


    今回なんだかモヤモヤしたまま終わりました。

    偉子の予知能力は本当なのか、嘘なのか。どちらにせよ、なぜ偉子は照代の存在を知ってノートに書き留めていたのか。
    佐々良が不思議なことが起こる街なのはわかているけれど、だからって偉子が予知能力持ってるっていうので完結?だったら別にその予知能力設定いらないくないか?嘘つき呼ばわりして仲良くするための設定?と、なんだかモヤモヤしてます。

    サヤさんが壊したガラスのリンゴの置物も、サヤさんが「お金は払うから似たものを作って」というけれど、結局照代が職人さんにこっそり「コップか何かにしてください」と申し出て、サヤさんが後日それを話題にしないのも変な感じです。

    あゆかちゃんの問題も、取り上げただけで照代がなにか動くわけでもなく、心に秘めておくだけで完結…。モヤモヤ…。

    照代の母の生霊が、照代のアルバムを割いたのも私には理解できませんでした。

  • 「ささら さや」の続編。久々の再読です。

    僕は「続編」モノに関しては、その完結時点で登場人物が第1作終了時より不幸であってはならない、と思っています。続けた結果より不幸になった、なんて報われない作品は頂けません。その意味で最低の続編は「続・星の金貨」ですが(汗)。

    で、このくくりで本作を捉えると、あれれ、うーん、微妙かもしれません。

    にもかかわらず、にもかかわらずです。

    泣いてしまいました。
    ええ、涙ぐんだ、ではなく泣きましたとも。

    「鉄道員」でも「AIR」でも「秋の花」でも、本書の初読の時でさえ泣かなかったのに、見事にツボにはまってしまいました。なんか本当にもう、胸が一杯です。

    登場人物に惜しみない愛を降り注ぐ、加納朋子さんの優しさにほろり、またほろり。読了後に表紙を見返して、またほろり。もう語るだけ無駄です(レビューの意味が無い!)。兎にも角にも、じっくり浸って下さい。無論、「ささら さや」から。

  • 『ささらさや』の姉妹本

    中学を卒業したばかりの雨宮照代15歳
    彼女の両親には明らかな欠点があった。
    お金に関して極端にルーズで金銭感覚が限りなくゼロに近い。
    親の夜逃げの為に、高校進学をする事も出来ず、
    遠い遠い親戚という鈴木久代さんを頼って
    ひとり佐々良にやってきた…。


    照代が頼って来たのは三婆の一人の久代さん
    サヤさん・ユウ坊・三婆の久代さんお夏さん珠子さん
    エリカとダイヤ親子も変わらず楽しそうに過ごしていた。

    佐々良に来た当時の照代は、
    心が狭くて、利己的でコンプレックスの塊で感情的…。
    そんな不幸を全て人のせいにして、自分の殻に閉じこもっていた。
    両親に捨てられ、高校も行けず、知らない街で
    知らない人の家にお世話になり、お金にも困っている。
    とても、厳しい現実だった。
    とっても、もどかしい気持ちで読んでいたけど、
    でも、自分の15歳の頃を思うと、照代の態度や気持ちも理解出来たな。

    照代の元に差出人不明のメールが届いたり
    女の子の幽霊が現れたり…。やはり佐々良は不思議な街。
    照代は、彼女を取り巻く人々との触れ合いで
    どんどん変わっていく。成長していく。

    頼って来られた久代さん
    同情する訳でもなく、さも疎ましそうに接する。つけつけ話す。
    あれっ?『ささらさや』の久代さんのイメージと違ってる…。
    でも、それは久代さんの不器用なとっても大きな優しさだった。
    照代が一人で生きていく為に心を鬼にしていたんだね。
    昔の様に後悔をしたくなかったんだね。
    それがわかった時、心の真ん中が温かくなった。
    久代さんの教訓も、心に響きました。
    久代さんの包容力と優しさ、恰好良さ…本当に素敵な人だなぁ。

    やはり、最後には涙が溢れました。
    じんわりと心が温かくなる本でした。

    『てるてる あした。きょうはないても あしたはわらう。』

  • 3部作の第2巻

  • 「ささらさや」のメンバーの中へ闖入者。懐かしい人々と再会したような気になった。テーマは児童虐待という重い物なのに、ファンタジックであり、その中にミステリーが潜んでいる。読後感が非常に良く、先週読んだアイドルタレント本と大違いだ。やはりプロの作家はすごいと言わざるをえない。

  • 少女目線のコミカルな文章の中に
    楽しく読み進めるのだが
    ふいに毒のある言葉がグサリ。
    自分と重なる部分が
    いっぱいあるせいなのだろう。

    なにげなく、さりげなく
    人生訓が織り交ぜてある。

  • 「ささらさや」の続編。ミステリ色は影を潜め、ヒューマンドラマ中心。かしまし三婆の1人、久代さんにスポットを当てつつ、照代が自分を確立する物語。
    「本はいいよ。特に、どうしようもなく哀しくて泣きたくなったようなとき、本の中で登場人物の誰かが泣いていたりすると、ほっとするんだ。ああ、ここにも哀しみを抱えた人がいるってね。」
    涙なしでは終われない。

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