- Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344010666
感想・レビュー・書評
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浅見光彦の公式第99事件
公式第1事件の「後鳥羽伝説殺人事件」にレビュー -
10月-3。2.5点。
花粉症緩和米をめぐる、殺人。
少し読みにくかった。農業専門用語が多いからかな。 -
お、面白かった…!なんとなく図書館で借りたのでいきなりこの巻で浅見さんシリーズを読み始めたのですが、他のも読みたくなりました。
タイトルから「犯罪者の子どもは犯罪者になる可能性があるとかそういう話かな…」と思って読んでみたらコシヒカリ誕生話とかあって楽しかったです(笑)
まず浅見さんが素晴らしい…!かっこかわいいです。本当に坊っちゃまや…←近所のお店の人にまで呼ばれててめっさ笑いました
ミステリーにそこまで詳しくないんですが、ミステリーだけで楽しむにはちょっと物足りないかなぁ…何回か浅見さんが閃いたりするけど基本的に訪れた先でどんどんヒントを得るというか真相に近付きます。とんとん拍子で読みやすいと言っちゃたいへん読みやすいですが。
遺伝子組み換えとか国家と企業とか、そういうことに力を入れて書かれてました。私はたまにニュースで見たりくらいの知識(初期の浅見さんと同レベルですね。共感して読めました)だったのでたいへんためになりました。
この本が出版されたのは2005年(連載されていたのはさらにもう少し前)らしいので、「今現在は遺伝子組み換えとかどうなっているんだろう…」と興味を持てました。時間がある時調べてみたいです。 -
7/20/08図書館
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須美子に頼まれ調べ始めた上村殺人事件。新たに窪田も殺され、二つの事件は関係があるのか。農業、「米」研究所をめぐる真相を探る。秋田西馬音内盆踊りの最中に死んだことなどを浅見光彦が調べる。遺伝子組み換え、減反など米・農業に関わる内容。’07.12.15
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テレビドラマでおなじみの『浅見光彦』シリーズ。今回は遺伝子組み換え食品が話題のメインになっていた。最近は一般人でも“遺伝子組み換え”とか“DNA”とか、よく耳にする言葉だが、これが実際安全なものなのかと言うのは、一般人には全く判断できない。それなのに自分の欲のことしか考えていない専門家が出てくる。それで“遺伝子組み換え食品”をめぐって、人間の汚い面が出て殺人事件が起こった。
このシリーズもあまりにも長いので、最近は少々飽きてきた。 -
「花粉症緩和米」によって茨城県農業研究所で起こったが連続殺人事件の話。フリーライターの浅見光彦が事件の解決にもりだした!・・・ 私は生物をやっている理系の学生なので、殺人事件はともかく、組換え食品をとりまく周りの反応がとても気になった。初めこの本を読んでいたときは、組換え生物などの科学によって自然に逆らって生物を生み出したことが、最近の鳥インフルエンザやSARSなどの異常の原因なのだ、と本で述べられていたときは、この本を投げて破り捨て、火にくべてしまいたいと思った。日本人の田中さん、小柴先生がノーベル賞をとったときは、誰もがその成果を讃えただろう。それにこれらの科学技術が生まれたおかげで、現代の私たちは様々な恩恵に授かっているのだ。それなのに、ろくに知識のない人が、やたら情報をかき混ぜるメディアや一部の反対派によるイメージによって、一方的に人口のものはよくないなどと言っている矛盾には耐えられなかった。しかし、どんどん読みつづけていくうちに、そういった矛盾点も掘り下げられていた。また、花粉症緩和米を取り巻く背景、農水省と企業等の力関係、圧力などもとても興味深かった。
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著者の上手さは存分に発揮されていると思います。あえて注文をつけるとしたら、犯人の動機の面と旅情ミステリーとしてはイマイチだったことかな。