陰日向に咲く

著者 :
  • 幻冬舎
3.53
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本棚登録 : 6417
感想 : 1500
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344011021

感想・レビュー・書評

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  • 芸人、「劇団ひとり」作の連作短編集。

    その「連作」のタネを見つけたときは、ぞくっとするね。

    ・道草:ホームレスを夢見る会社員。
     モーゼ。やってくれたぜ!

    ・拝啓、僕のアイドル様:売れないアイドルを一途に応援する青年。
     ひどいよ! ミャーコ。

    ・ピンボケな私:合コンで知り合った男に遊ばれる女子大生。
     ミキ。

    ・Over run:老婆に詐欺を働く借金まみれのギャンブラー。
     俺。

    ・鳴き砂を歩く犬:場末の舞台に立つお笑いコンビ
     鳥子。


    3+

  • ずっと積ん読になっていたのでそろそろ…と思って読んでみたら、面白い!
    難しいこと書いてないので、スラスラ読めてあっという間でした。
    次の章とで連作になっているから、それも面白い。

  • 久々に読みたくなって再読。前に読んでからかなり時間経ってたから、内容全然覚えてなかった。これってこんな良いお話だったのね。連作小説で、ひとつひとつのお話は独立しているようでちゃんと繋がってる。その繋がりが分かった瞬間、おお!ってなる。どのお話に出てくる人も、みんななんかダメな奴で、どうしようもない感じもするけど、なんか憎めないっていうか。リアルな人間像でそこがまた良かった。オチもきれいでスッと入ってくる感じ。さくさく読める良い小説でした。

  • 2008.2

  • 登場人物の繋がりが意図的に感じたなぁ。

  • すぐに読めた。
    すべての章に少しずつつながりがあって、オチもうまいなあと思った。

  • すごい!
    久しぶりに心に響く小説を読みました。
    オススメです。

  • 2015年10月に行われた「ビブリオバトル全国大会予選会-学内予選会-」にて、バトラーにより紹介された本です。
    詳細は図書館HP (http://libopac.josai.ac.jp/) より『ビブリオバトル』で検索!

  • なんとなく、2作目の映画の評判がよかったのをネットで知り、そういえば読んでないなぁ…と思い出し、買ってみた。
    又吉芥川賞受賞の影響もあったかもしれない。

    短編でものすごく読みやすかった。仕事が忙しいさなかだったのだが、テスト前に漫画読みたくなるみたいに眠たいけどサクサクと読めた。

    ・ホームレスに憧れてホームレスになってみる男性
    ・ホームレス化しているアイドルオタ
    ・20歳の中途半端なフリーター女
    ・ギャンブル狂いの借金男
    ・お笑い芸人を一途に思う女

    がそれぞれ主人公。細かな描写は劇団ひとりのコントやトークのようで、少し冗長。それぞれの同志の「わかるわかる」ネタのオンパレードのような飽き飽き感がありました。
    面白くないわけじゃないし、立派に書けてるなぁと思うけれど…どうだろう。なんだろう。なんか、ひと味足りないような、どうにかすればもっとよい作品になるような読後感。
    最初、ギャンブル狂いの借金男の話は嫌だったのだけど、結果一番面白かった。最後のおばあちゃんの言葉が。作り話でもいいから、聞かせて、という最後の願い。

  • 文体が平易でふわふわしてる。ふわふわしてて、心の準備をしていない所に、急に良い話を聞かされ、ふいをつかれる感じ。まとまりの良い話だった。

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劇団ひとりの作品

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