陰日向に咲く

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 6027
レビュー : 1472
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344011021

感想・レビュー・書評

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  • 言葉の紡ぎ方が絶妙で個人的にはかなり好きな作品。設定も面白いし、毎回ちゃんとオチもあってはっとさせられる。
    連続短編といかないまでも何気にリンクしてくる登場人物たち。このさじ加減がワクワク感を増長させてくれたような気がした。
    まだまだ読んでいたいような、終わってしまうのが勿体なくなる作品。

  • 劇団ひとりの処女作。
    何故かとても評判が良かったので読んでみた。
    正直な話、「所詮、芸人の本」と思ってあまり期待していなかったのだけれどw、
    予想外に良くてビックリした。才能だよ。素晴らしい。
    「人間」という生き物が愛おしくなる小説。

    ・構成
    短編小説が集まって構成されているのだけど、各々が少しずつリンクしている。
    そのリンク加減が絶妙で、私達は同じ時、同じ世界に生きていて、
    見ず知らずの他人と何処かで“ちょっと”繋がっているのかもしれないな、と思った。
    そうやって構成される世界って素敵だなって。

    ・登場人物
    登場人物はみんな好感を持てる人ばかり。
    一生懸命にやるんだけど上手くいかない。ちょっと切なく、ちょっと微笑ましい。

    ・好きなとこ
    大好きなアイドルの握手会に行くのだけど、人が少ない。
    そこで、携帯を耳に当て「お前、急に来れなくなったのかぁ〜」とか言って、
    本当はもっとファンがいる振りをしてアイドルを安心させてあげようとする。
    成功しているように見えた作戦だったが、突然着信が入ってしまい、
    実際には電話してないことがバレる。
    しかも、アイドルには「何この人?」みたいな顔をされる。
    この件は、3年経った今でも鮮明に覚えている。とても好き。

  • 読んだら面白くてびっくりでした!!
    短編集なんだけど微妙につながってて
    伊坂幸太郎さんが好きな方は読んで欲しい。携帯電話のとこで思わず吹き出してしましました。私的には珍しい事です(笑)

  • さらっと読みやすい本です。社会の片隅にいる、どちらかというと活躍していない、誰にも注目されないような方々のお話だけど、無駄な描写とかしないで、面白さをあちこちにちりばめているのが芸人さんならでは。
    長すぎないのもよかったです。
    立派な人は誰も出てこないけれど、みんなそれぞれに訳あって生きているのです。

  • 数珠つなぎ 最後の話に誘われる
    ホームレス プライド アイドルオタク アイドル 初恋 掲示板 大ボラ吹 カメラマン デジカメ メモリー 使い捨てカメラ ギャンブル パチスロ 競馬 オレオレ詐欺 借金 駅員 葬式 鳥取砂丘 鳴き砂 浅草 ストリップ 米兵 SM プードル 芸人 コンビ 再会

  • 久々に読みたくなって再読。前に読んでからかなり時間経ってたから、内容全然覚えてなかった。これってこんな良いお話だったのね。連作小説で、ひとつひとつのお話は独立しているようでちゃんと繋がってる。その繋がりが分かった瞬間、おお!ってなる。どのお話に出てくる人も、みんななんかダメな奴で、どうしようもない感じもするけど、なんか憎めないっていうか。リアルな人間像でそこがまた良かった。オチもきれいでスッと入ってくる感じ。さくさく読める良い小説でした。

  • すごい!
    久しぶりに心に響く小説を読みました。
    オススメです。

  • 上手いかどうかだけで言えば又吉より上だと思う

  • 恩田陸さんが帯で言ってましたが
    とても芸人が書いたとは思えない完成度
    素晴らしい出来です

    ただ時々劇団ひとりが登場人物をコントで演じている姿が浮かんで邪魔をします

    特に女性はひとりが演じるオカマにしか思えない

  • だいぶ前に買って、本棚に入れたままになっていたのですが、やー、面白かった!

    劇団ひとりさんは、すごくクレバーでひとりのひととして好感が持てることで、もともと好きでした。

    しっかし処女作でこんなに面白いなんて、反則よね!
    さまざまな人物の視点から横に広げた短編連作に、時という縦の軸も広く漂わせて、その広がりがとてもうまかった。

    で、出てくる人物がみんないわゆる「落ちこぼれ」みたいな、社会の下方に位置付けられるようなひとたちなんだけど、これが不思議と、好感が持てるんだよね。
    馬鹿だなー、あほだなー、と思いながらも、くすっと笑っちゃう感じ。

    彼らのしたたかさっていうのがつまり、「陰日向に咲く」花みたいなんだと思った。

    ますます好感度高し、ひとりさん!!
    才能に溢れてて羨ましい。
    天才って言葉、ひとりさんに献上。

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