- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344011021
感想・レビュー・書評
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小さな短編がいろんなところにリンクしていて
読み進めるとびっくりしたり、涙が止まらなくなったり。
とっても読みやすいので、サラっと一気に
読めちゃいますが、また再読したら違ったところも
見えてくるかなぁと、読んですぐ再読したくなりました。
心情の視点がおもしろい人物も多くて楽しかったです。 -
いろいろな人の話が途中からつながっていることに気づき、先を想像しながら読んでいた。劇団ひとりという人についてはテレビでの芸人という視点でしか見ていなかったが、こういう表現ができるんだと、つい作者の見たことのない一面を感じてしまう。映画化されているがどのように実写化しているのか気になった作品。
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感想
味気ない毎日から笑いを掬い上げる。隅っこで面白いことを考えているクラスメイトを探すように。本筋と両立させる技量も必要。 -
劇団ひとりさんの才能に驚き。軽い気持ちでさらりと読めるけれど各人物の視点とひねりが面白く、続けて再読してもまた楽しめる作品。それぞれの関係を完全に理解するには紙とペンが必要。面白かった!
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2019.9.13 読了
めちゃめちゃ読みやすかった。
連作短編ですが、1章1章に 最後に
「あ、そーゆーこと!」みたいなのがあって、
面白かった!
最初 舐めてたんだけど、
なかなか面白かったやーん。
ほんで、最後 繋がるのね。。。!
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面白かった。
テンポが良くてさくっと読めるのに、不思議と心に残って温かい。
登場人物がみんな優しくてフラットなのがいい雰囲気になってる。
「拝啓、僕のアイドル様」と「ピンボケな私」が特に可愛くて好き。 -
不覚にも泣いてしまった。
ホームレスになりたいという部分から始まるストーリーは
どうやって終着するのかと思ってましたが、
短編通しの人物もつながり、人間愛のある作品になってたと思います。 -
ひねくれ者なので、ベストセラーはなかなか手に取れないタチである。が、ほとぼりが冷めた今読んでみて、自分が思った以上に余韻をひきずってしまっている。
独特な哀愁とユーモアのバランス。私の大好きな連作短編形式で、それぞれの話との絡ませ方も巧い。
そして何より、オチのつけ方の見事さ。芸人ならではの視点がうまく生きてるなと感じた。
地味にひっそりと書店の棚に入っていてほしいと思える一冊。個人的には、今読めてよかった。 -
彼が演じてる全ての人が登場してきます(笑)
悪人はいなくてだけどやるせなくて・・・それぞれが上手くリンクしていてなかなかの読み応えです。
次回作を期待したいようなもうここで完結してほしいような・・・。 -
劇団ひとりのコントのキャラクターが小説になったような感じ。全ての話で登場人物がリレーのようにつながっている構成。
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芸人っぽい話のオチだと思ったら、2話目以降は引き込まれっぱなしだった。
読み終わってみると、タイトルやカバー写真も味があって良い。 -
★3.5です。
何気なく改めて手に取って再読、上手い。
コントの台本とか考える人だからこれ位書けて不思議ないということかもしれないけれども、くすくすと笑わせる感じが手馴れてる。
しかしどうでも良いですが、劇団ひとりと言われると、踊る大捜査線のコント、思い出してしまう。それがこの本をマイナスにしてるかも(笑)破壊力満点のバカバカしさです。 -
それぞれのストーリーが、
微妙に繋がっています。
また、芸人らしくコミカルな部分も要所要所にあります。
読みやすかった。 -
ショートストーリーが少しずつ繋がって構成されているけれど、途中でいきなり繋がってくるので、え?そこ?と相関図を頭でおさらいしないといけなかったりする。
時代背景もいきなり変わったりするし…でもすごく面白かった。
特にOver runがよかった。ぽろっときてしまった。 -
劇団ひとりってどんな事書くのかな〜話題になってたしな〜と古本屋で激安だったので読むことにした。
お、お、おもしろい(笑)
短編がいくつかあるけど、基本バカキャラ。けど憎めなくておもしろい。で、悪人じゃない!
笑ってアホやな〜と思わせて、ほろっとさせられたり。
劇団ひとり、やるな〜〜参ったな〜(笑) -
読みやすい文章だった。Over runがすき。
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これは面白い❗作者の才能にビックリした。正直、東野圭吾や井坂幸太郎に通じるものを感じた。文学的な凄みは感じなくても、単純に人を感動させる文章を書けることが凄い❗特に『Overrun,』は、泣きそうになった。他の作品も読んでみたいと強く思った‼
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本は面白いけど映画は見ない方がいい。
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今更ながら、おもしろかった。
どんどん読み進めるし、絶妙にリンクしている。 -
芸人が著者という話題作ということで読んでみました!
5つから成る短編小説集。
すべてユーモアありながら心温まる作品。
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非常に読みやすくてすらすら読めた。
一章一章主人公が変わる形式。
なんだろう
なんかリアルっぽさを感じたけど
どうなんだろう?
ホームレスも追っかけもしたことないのでなんとも言えないですが。
人間味があって好きかな。
意外と主人公同士が絡んできたりして
あー!あの人かってなるのが上手いなと思った。
おもしろかったかな! -
「火花」に次ぐ、芸人の書いた小説2冊目。
読み始めて2ページ目、なにやら新宿駅西口から歩いてすぐの樹木がジャングルのように植えられた公園が重要な場所らしい。そんな公園は1つしかなく、僕はそこから徒歩5分のところに住んでいるので、情景が想像に易しく、小さな優越感を覚えた。
第2章、アイドルオタクの話。ここだけの話、僕は地下アイドルのオタクをしている。世間的に見れば「気持ち悪い」趣味なのはわかっているがやめられない。「僕らの愛は一方通行だ。いくらアイドルを愛しても、ファンという壁を超えて、一人の男として愛されることは決してない。それに関しては現実逃避せず素直に認める。しかし、アイドルは僕の愛に応えてくれないが、逆に言え僕の愛を拒みもしない。それが一般の女性を愛することとの大きな違いだ。『ごめんなさい』とも『気持ち悪い』とも言わずアイドルたちは、ただ微笑んで愛を受け止めてくれる。僕たちはきっと、それを知っているから、愛することに怯えない。愛することに歯止めがきかないのだと思う。」この文章には本当に感動した。僕達アイドルオタクの気持ちが正確に表されているからだ。拒まれないという保険がないと愛することに踏み出せない。そういう人種がオタクなのだ。劇団ひとりこと川島省吾氏がこの文章をファン目線で書いたのか、はたまたいち芸能人として自分のファンを見て思ったことを書いたのかわからないが、彼は間違いなく、僕の心を掴んだ。
こういうのを短編集っていうのかな。でも、各々が少しづつ同じ世界を共有していて楽しい。普通に作家だった。 -
ずっと積ん読になっていたのでそろそろ…と思って読んでみたら、面白い!
難しいこと書いてないので、スラスラ読めてあっという間でした。
次の章とで連作になっているから、それも面白い。 -
初めのストーリーからどのような展開になるのか?そんな期待感を抱きながら読み進めると、気付いた時には時間が経過している。一つ一つが別の話かと思いきや、そこは全体的に一つのストーリーとなっており、それこそ読んだ後に気付くと言うサプライズも。
内容は、少し不思議な気分になりながらも、構成としては高度なのではと感じます。やはり、文才を感じてしまう一冊。 -
「鳴き砂を歩く犬」が好きだ。バカでも一途な鳴子が愛おしくなる。それに気付かない雷太もバカだけど、バカ同士の話だから悲しくても笑ってしまう。
それぞれの登場人物に癖があり問題があるけど、みんなこんなもんだと思う、本人が気が付いていないだけで。
こんなに優しく書き上げた劇団ひとりは期待以上だ。 -
青天の霹靂を読んでからこの本を読みました!
個人的には、青天の霹靂の方が内容が濃くて好きです。
物語が繋がって読みやすかったです! -
「意外といい!!」という感じです。
2時間で読めます。短い物語を数編。それぞれの登場人物が絡み合う
パルプフィクションパターンです。
敬遠している方にはオススメです。意外といいですよ。
あやたん本棚で登場する本はどれも参考にさせていただき、読書の楽しみとなっているので、早速今週図書館でゲットでいたらいいにゃーっ(^-^)。