わたしのマトカ

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 977
レビュー : 202
  • Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344011359

感想・レビュー・書評

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  • ムーミンが生まれた地、フィンランド。
    映画「かもめ食堂」の撮影のためにロケで訪れたフィンランドでの生活を綴ったこの「わたしのマトカ」は、片桐さんの処女作だというのに、まったく気負ったところのない、自然体でいてユーモアあふれるエッセイ本でした。

    アフターファイブならぬ、アフターイレブンがあったというフィンランドの夏。仕事は8時間勤務がきっちり守られているから、仕事のあと人々は思い思いに長い日を過ごすのだという。
    いいないいなぁ。その分、これが冬になると、午前11時でもまだ薄暗い…ということになるのだろうから恐ろしい。
    辛いことがあったときに、「明けない夜はない」というけれど、冬のフィンランドの「夜」は長すぎて、こんな言葉で励ませないのかも。

    撮影後に一人で行ったファームステイがとても楽しそうで、片桐さんは一人旅の達人だなぁと思う。
    1家庭に絶対1つはあるというサウナもいいなぁ。
    真冬に入ったら、裸のまま積もった雪に飛び込むのだとか(笑)
    食べ物については、イタリアの首相が「フィンランドに行くたびに、料理のひどさにうんざりする」と語ったとかいう不名誉な話があるくらい、あまり期待はできないらしいけれど、片桐さんが撮影中に食べたフィンランド料理は、なかなかどうして、美味しそうで。

    ところで、「かもめ食堂」…、なんか知ってる気がする、映画観たんだっけ?と思いつつ、ブクログで本の検索をしたら、私もう読んでるやん!!
    アーレー。
    でも、そういえばそういえば、といくつかエピソードも思い出した。
    ぼけてない、まだぼけてない。

  • 片桐はいりさんのエッセイ。
    「かもめ食堂」を久しぶりに観たくなる、
    旅に出たくなる、
    そんな素敵な本。
    装丁も北欧らしく可愛い。

    土地の人と一緒に市場でベリーをバケツいっぱい買ったり、
    トラムに乗って小さな冒険をしてみたり、
    暮れない夏の日を楽しんだり、
    いつかフィンランドを暮らすように旅してみたいな。

  • 片桐さんの文章はとても独特な感じがしました。
    片桐さんがよく表れている気がします。
    それがとても心地良く、クスッと笑えるおもしろいエッセイです。

  • いやー、フィンランドに行った気分になりました。楽しかったあ。
    面白いなあ、この人の文章表現。狙ってない感じなのに、何ヶ所も声出して笑ってしまった。とても読みやすくてうまい。
    かわいい雑貨店の紹介も美しい写真もない北欧旅行記。
    でもその場所の空気をすっごく感じられる。
    肩肘張らず、妙に神聖化したりもせず、等身大でそこの国の本質をつかまえてるんだろうなあ。
    普段は能面のように無表情だけど、何かのきっかけで心を開くとすごく無邪気で、実はお酒が大好きで・・・という国民性もよく伝わってきました。
    のんびりゆったりした時間の流れも。
    泥んこになって走り回るファームステイの場面は本当に楽しそうで、森と湖の世界を堪能させてもらいました。
    ホント行きたいです・・・。
    あと表紙がもうすげえ可愛い。文庫化されたら買おうっと。

  • 楽しい文章を書く人なんですね。

    訪れた国を全身で楽しんでいるようで,
    ワクワクしました。

    「カモメ食堂」を見たくなりました。

  • フィンランド滞在記。現地の人とのやりとりが面白い。読んでいるだけで明瞭に情景が浮かんでくる。
    控えめなのに、行ってみたいなぁと思わせるのに足る、素敵な文章。

    そして装丁も可愛らしい。

  • 「かもめ食堂」の撮影の裏話。とても面白くて、心が温まりました。もう一度フィンランドに行きたくなります。

  • 何どもその俳優さんの出演シーンをコマ送りしてみるわたし。
    そんな感じに大好きな方なので、
    時に朝からめくり、クスクスってしまうこともしばしば…
    子供たちにどうしたのと尋ねられ、
    朗読したこともしばしば…何ども読み返してしまう一冊。

  • かもめ食堂を見てから、片桐はいりさんがちょっと気になり、エッセイを読んでみた。
    個性的な役者さんは言葉のチョイスが何とも面白い。

    ちなみに、小林聡美のエッセイもほぼ読んでるけど、飄々とした人柄が文章に表れててこれまたもれなく面白い。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「飄々とした人柄が文章に表れてて」
      ホント素敵ですね。。。
      「飄々とした人柄が文章に表れてて」
      ホント素敵ですね。。。
      2013/08/27
  • 「マトカ」とはフィンランド語で旅という意味だそうです。

    はいりさんが「かもめ食堂」(大好きだった!(*^_^*))の撮影で一カ月フィンランドに滞在された折のあれこれを帰国後まとめた初エッセイ、ということなのですが、編集者は、なんではいりさんにエッセイを、と思ったんでしょうね。
    それまで何も書いてみたことがなく、また、滞在中もただ撮影し、周辺を旅行し、というだけだったので、メモも何もとっていなかった、というお話なんですよ。それが、こんなに素敵なエッセイ集になるなんて!!

    はいりさんという人は、どこの国に行っても適応力のある人らしく、(そういうところ一つとっても好きだなぁ、はいりさん、と思います。女優としてはもちろ大好きなんだけど。今年だったら「大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇」がすっごくよかった。(*^_^*))すんなりとその国の空気受け入れて行く様子がとても気持ちよく読めます。
    撮影中のエピソードや、小旅行の話に、せかせかしない国民性が優しく描かれていて、気持ちにゆとりを持って暮らしている生活がとても羨ましくなりました。
    そして、日本に戻ってきた時の、急転直下的な“早く・早く”のオンパレードに驚きつつ、だから日本は・・と眉をひそめてみせるわけでもなく、それはそれで、流してしまえるところも素敵だなぁ、と思います。

    ここから「グアテマラの弟」につながっていったんですね。(*^_^*) なんか、逆から読んできて、そっか、ここが原点だったのか、と嬉しくなってしまいました。

    • magatama33さん
      フィンランド人にはいりさんが「日本から来た小さな女の子」と言われるのに仰天。じゃあ小林聡美さんは…「子供食堂」と映画で言われていましたね。(...
      フィンランド人にはいりさんが「日本から来た小さな女の子」と言われるのに仰天。じゃあ小林聡美さんは…「子供食堂」と映画で言われていましたね。(笑)
      2011/09/16
    • じゅんさん
      >magatama33様
      そうでしたね、「子供食堂」。(*^_^*)
      日本人はよっぽど童顔に見えるんでしょうか。
      このエッセイで驚いた...
      >magatama33様
      そうでしたね、「子供食堂」。(*^_^*)
      日本人はよっぽど童顔に見えるんでしょうか。
      このエッセイで驚いたり笑ったりするはいりさんが可愛らしくて、大好きです。
      2011/09/16
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