シールド(盾)

著者 :
制作 : はまの ゆか 
  • 幻冬舎
3.50
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本棚登録 : 363
レビュー : 81
  • Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344011441

感想・レビュー・書評

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  • 「自分の中にズカズカと土足で踏み込んでくるもの、キジマにとって、それが他人でした。踏み込んでこられるのは怖いことでした。自分がだれだかわからなくなったり、相手に支配されるような不安におそわれたりするからです。」
    私もこれだなー。定期的に人と距離をとって塞ぎ込む時は、頭の中で「もう危ない」ってアラートが鳴っている。(この頃の)キジマにとってのボクシングに代わるもの、私には何があるだろう…?

    ただ、本自体よりも、出版直後の村上龍の朝日新聞のインタビュー(2006.4.16)の方が、メッセージが凝縮されていて心に響いた。毎度泣けちゃう…
    「『盾・シールド』を読んでいただくとわかるのですが、重要なのは、自分を守ってくれる盾は簡単には手に入らないということです。また手に入れようと探し歩いても見つかるものでもありません。盾は、「自分はどうやって生きればいいのだろう」という問いを、頭の片隅に常に抱いている人が、いつか出合うものです。好奇心を絶やすことなく、きっと自分には何か一生懸命になれるものがあるはずだとか、いつか信頼感を共有できる友人や恋人と出会うはずだとか、そういったポジティブな気持ちを忘れずに日々を生きているときに、盾はその人の前に姿を現すのだと思います。」

  • 自分にとっての「盾」は何か、
    今持っているモノは「盾」に成り得るのか、
    どうすれば「盾」は身に付くのか。

    簡単そうでとても難しい。
    可愛らしい絵が印象的な本だが、
    内容もかなり深くこれから先も
    考えさせられるお話。

    コジマとキジマ、どっちの人生が良いとか
    どっちの人生が間違っているとか、
    そういうのではなく、どっちも正解だけど
    それが皆の答えになるかと言われたら
    そうでは無いというか…。

    とにかく、良いよ、コレは。

  • 結局「シールド」とは? わかるようでまどろっこしい。中学生向けと思われるが、流されず信念を持て、生きがいを持てということ? 

  • コジマとキジマの話。子ども向け?簡単に「バカな大人」と言われる人の作り方と、「イキイキしてるね」と言われる大人が簡潔に描かれている。単純です。

  • 時代の盛衰……自分を守る盾とは……

  • なんだか粗筋みたいな本。大人としては、心底つまらなかったが、もしかしてあまり本を読んだことのない中高生には意味があるのかもしれない。
    しかしあくまで知的レベルの高くない子ども向けで、物語の真の楽しみを知っている子どもがこれで納得するだろうか。
    子どもに真剣に向き合って、全力を尽くして書いた本の良さは大人にも伝わる。
    これは「子どもだからこの程度でいいでしょ」と手抜きして書いた感アリアリ。

  • あなたはいくつ盾(シールド)を持っていますか?
    何をどう守るかで使う盾を変えていますか?
    中学生だったコジマとキジマが盾の使い方を理解したのは47歳でした。
    あなたならこの絵本をどう攻略しますか。
    【小野市立図書館】

  • 資料番号:020151999
    請求記号:Fムラカ

  • 病院の待合室で。
    コジマの人生とキジマの人生、どちらが正しいのか、どちらがより良いのか、しばらく考えていた。
    でも、そういうことでは無いんだな。十人いたら十人のそれぞれ違った人生がある。何が良くて何が正しくて何が良くて何が間違っているのか、簡単には判断できない。難しいなあ……
    私にとって盾となるものは一体何だろう。読んだ後もじっくり考える機会を与えてくれた、良い作品だと思う。どう生きていこう。

  • 身を守る盾は同時に心も守らなければならない。

    児童書もまた奥深い。

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著者プロフィール

1952年長崎県生まれ。76年に『限りなく透明に近いブルー』(第75回芥川賞受賞)でデビュー。2003年には、514の職業を紹介した『13歳のハローワーク』が125万部を超えるベストセラーに。財政破綻した近未来日本を舞台にした『半島を出よ』(05年)では野間文芸賞を受賞。10年には『歌うクジラ』(毎日芸術賞)を電子書籍として刊行。 近著に『55歳からのハローライフ』、『オールドテロリスト』などがある。16年に『日本の伝統行事 Japanese Traditional Events』を刊行。

「2018年 『収録を終えて、こんなことを考えた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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