- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344011632
感想・レビュー・書評
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『文献渉猟2007』より。
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人のすすめで読み始めた。
原作がとっつきづらいのは知っているので、ありがたく漫画で入門。 -
<これはいいよ>
全6巻でびびって、中の文字の多さに驚き、さらに、その文章の難解さに腰がひけるのだが、読み出すと無茶苦茶面白い!
有名な大西巨人の小説のマンガ化なのだが、こののぞゑさんという人、他では見たことがない。はじめ、あんまり上手くないけど、描きこんであるなという印象の絵が、③巻で女性が出てきて、これがかなり色っぽく、あれっと思っているうちに引き込まれてしまう。妙に癖になる絵だ。
主人公は、東堂太郎。記憶力抜群の天才で、理不尽な兵隊世界の中で、自らの正義感を貫き通す。そのスーパーマン的キャラクターと、周りの様々な階層の人物たちの一人一人が実によく描かれている。
理不尽さは、根底に暴力と差別をかかえこみ、多くの人間は「仕方がない」と手がだせないでいる。しかも、正に暴力と差別の象徴である戦争の真っ只中なのだ。主人公は軍法その他の軍隊規律の建前としての文章を記憶しており、理詰めで、理不尽な軍隊常識に立ち向かうのだが、それで傷つけられた上官の感情は静まらない。それが新たな問題を起こしたりもしていく。
しかし、このことは帝国陸軍だけのことではなく、今の問題であるということは自明で、「仕方がない」とほかっておくことによって、どんどん世の中はおかしくなっていっている。差別と暴力と理不尽さはなくなってはいない。
(2007-12-12 ) -
読む漫画登場!!!
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感想は最終巻にて。
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謎の中毒性。謎の感動。
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あの時代がたまらん
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えらいおもしれえ!続き買えばよかった。
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とうとう出た!
大西巨人、シナリオ(太田出版)は読んでいるが、やはり面白い!
大前田がちょっとキュートに描けている感じがしますが。