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Amazon.co.jp ・本 (408ページ) / ISBN・EAN: 9784344011953
感想・レビュー・書評
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ありがちなキャバクラ成功物語かと思ったら、全体を通してのテーマは夢を追うこと。
いつの間にか夢を追わなくなって、追わなくなった言い訳を並べている自分にひやりとした。
そう思えただけでも、この本を読む価値はあったと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
南には適職だったんだろうか。支払いに困って就いた職だが、そこでやりがいを見出せたならアリなのかも。
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派遣社員 南玲奈
ある日突然 恋人に振られ
仕事も契約解除され 八方塞がり
どうしようもない状況でキャバ嬢を体験してみる。
最初の体験はだめだったが 2度目の体験をすることになる。何事も否定的な玲奈の中で 何かが変わっていく兆しが見えてくる。
そして 読んでみよう。結構楽しませてくれる1冊です。 -
自分の知らないお仕事の世界を知るのは新鮮で楽しい。
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2018.8.13
前半すごい苦手だった
努力するのは当たり前でしょ。
ここから先の主人公が見たい。 -
がんばろうって前向きになれる感じ
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うっかり興味を持ってしまうくらいにキャバ嬢の仕事が魅力的に描かれていて、でも自分を当て嵌めて考えるには偏見を完全になくすことに躊躇いがあって、少し困った。
それくらい、素敵に思えた。 -
こういう、成り上がっていく感じが大好き。
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いつもおどおどと人の顔色を伺い、遠慮のかたまり、マイナス思考の主人公。でもその思考回路、すごくよくわかる。わかるだけにイライラする。そしてドキッとする。そうか私もこんなふうに思われてるのかなって。
自信をもつことと思い上がることの違いがよくわからないから、とりあえず自分を否定して卑下しておけって思うんだよね。そのほうが楽だから。
でもそういう姿勢だから派遣の仕事が決まらないんだよ、と言ってやりたくなる。経済的に追い詰められていやいや始めたキャバクラの仕事。最初は完全に腰が引けてたけど、だんだん、ほんとに少しずつ気づいて努力できるようになっていく過程が、何度読んでも胸熱だ。
こんなふうに、主人公が少しずつ変わっていく物語は読んでるとすごく元気になれる。最後は胸がじんとして、涙がにじんだ。 -
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自分嫌いなくらーい女の子が、キャバ嬢を通して自信を持ち、夢を実現させていくお話。
初めて読む作家さんだったから、最初はなかなか文章に馴染めなくてすすまなかったけど、主人公が前向きになってきたあたりからテンポよく読めました。
でも、うーん。
こんなに変わるかなぁ。まるっきり別人みたいになっちゃってうまくいきすぎな気もする。
キャバ嬢ネタは裏話的な感じがおもしろくて飽きないけどね。 -
自分を見つけることが出来て良かった。努力は必要。気を使うということをあらためて認識した。
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派遣社員の女の子がキャバクラで働いて生き方をみつける話。努力が大切なのよね これを読んでメールのテクニックを学んだ気がする
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直線的な顔と体とワンレンの髪。
いつもおどおどとまわりを気にする自分嫌い。
目標も夢もなく、その日を暮らすことだけの日々。
そんな時、派遣友達のえみりから“たいにゅー”を誘われキャバクラ初体験。
絶対向いてないと確信する。
エアコンが壊れ、明日の暮らしに困る玲奈は、高校時代の友人の姉を見かけた。
恐ろしくマイナス思考で、恐ろしく陰気くさい女なんだけど、
やっぱり書き手の性質がにじみ出るのかな。
それほど不愉快でない人物描写。
興味深いのは「解説」のイッセー尾形の文章。
「世知辛い格差社会での逆転可能を 信じてる作者に、心から拍手を送りたいし、本書が若い人に読まれるのを望んでいます」
って、なんかこう、ちくっと皮肉の針が 2,3本見えるのよね。
世の中そんなに甘くないだろう、と実感したものの言葉と言うことなんだろうか」、そんなにきれいじゃないよと。
汚れてまみれて、這い上がった時はどろどろなんだと? -
内容(「BOOK」データベースより)
こんな私が、キャバクラ嬢!?席に座って、まず挨拶(第一印象)。水割り作って話を聞いて(聞き上手)、無口な客には話を振って(話し上手)。客との会話は忘れないようメモを取り(顧客管理)、送るメールは返信が来るよう工夫を凝らす(営業努力)―。かわいくないし、ネクラだし、上手に嘘もつけないし…できるわけないよ、こんな私に。25万部の大ベストセラー『県庁の星』の著者、渾身の傑作長篇。 -
これは今の図書館で初めて借りた本。ジャケ借りでした!
このお話はどの職業にも通ずるものがあると思う。影での努力・・・ただで上にいける人はいない。。。
人間の事を観察する力はあると便利だと思う。
私もこういう人間になれたらと日々努力! -
最初は玲奈の甘ったれっぷりにげんなりして、でも玲奈からみなみになり、そしてまた一回りも二回りも成長した玲奈になった時、この本を読んで良かったと心の底から思えた。人が成長出来るのは自分の努力はもちろん、色んな人の支えがあってこそなんだと改めて気付かされた。コミュニケーションの大事な要素がぎゅっと詰まった中身なので、自己啓発本としてもいいかも?
自分も頑張ろうと前向きになれるナイスな1冊。 -
派遣先が見つからなくて、キャバクラ嬢に。まず挨拶(第一印象)。水割り作って話を聞いて(聞き上手)、無口な客には話を振って(話し上手)。客との会話は忘れないようメモを取り(顧客管理)、送るメールは返信が来るよう工夫を凝らす(営業努力)―。かわいくないし、ネクラだし、上手に嘘もつけないし…できるわけないよ、ところが意外と合っていた。結局、派遣秘書の会社を始めることに。
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こんな私が、キャバクラ嬢!?席に座って、まず挨拶(第一印象)。水割り作って話を聞いて(聞き上手)、無口な客には話を振って(話し上手)。客との会話は忘れないようメモを取り(顧客管理)、送るメールは返信が来るよう工夫を凝らす(営業努力)―。かわいくないし、ネクラだし、上手に嘘もつけないし…できるわけないよ、こんな私に。25万部の大ベストセラー『県庁の星』の著者、渾身の傑作長篇。
お金のためにちょっとだけキャバクラ嬢になるというのがきっかけで、キャバクラを通して成長していくサクセスストーリー。
著者プロフィール
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