むかつく二人

  • 幻冬舎
3.65
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本棚登録 : 401
感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344012752

感想・レビュー・書評

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  • 凄くおもしろい。
    天才か。

    天才ですね。

  • お互いを軽蔑しているという設定で話をしているがなんともおかしい。こういう関係ってなかなかないですね。三谷さんはオタクで変わり者で(とぐろを巻いたウンチをテレビで見るのであんな風にウンチは出ないといけないのではないかと悩んでつくってみるとか)人見知りなのに出たがりで、歴史などになると詳しいが非常識なところがあったりする。清水さんはそれに比べると常識人だが、毒気は三谷さんを上回るので辛辣だったりする。ところどころニタニタしながらいつまでも読んでいたくなる本。

    カラオケ、東京のカラス、クイズ、タイムショック、劇団員の葬式、劇場でのケータイ禁止のCM等。予めネタは決めてあるのがあちこちに話が飛んで面白い。「あなたが死んだら週刊誌がどう書くか立ち読みで読んでみるのが楽しみです」なんてなかなか言えませんね。

    シリーズが「いらつく」「たてつく」「かみつく」とネガティブな形容詞になっているあたり作ってるほうもよく分かっている。

  • +++
    大阪万博での初めてのピザ。カラオケでの自意識問題。土が入ったパスタ。オーラの消し方。劇団仲間の葬儀での弔辞。最近見かけない缶入り練乳。五十九歳でも頑張る「ロッキー」。ワープロとパソコンの違い。‥‥。映画、舞台、テレビの話題から、カラオケ、グルメに内輪の話まで。硬軟取り混ぜた、縦横無尽な会話のバトルに、笑いが止まらない!
    +++

    2005年に放送していたラジオ番組を書籍化したものらしい。10年以上前のことなので、いまとは変わっていることも折々にあるが、それもまた時代を感じさせられて興味深い。そして、このお二人のトークが面白くないわけがない。同じ事柄に向かい合っても、目のつけどころがそれぞれ違い、感じ方とらえ方も独特で、それは一般的なものとはひと味違うし、それ以上にお二人の間でのさらなる違いが面白くもある。タイトルからは、社会現象などにむかつく思いを語り合うのかと思ったが、そうでもなく、話があちこち飛んできそうでいて、結構しっかり元の場所に着地するのも、お二人の腕だなと納得させられる。気楽に愉しめる一冊である。

  • このふたりのやりとりはほんと、歯に絹着せぬやり取りが面白い。ここまでストレートに言っちゃうのって結構出来ないからね。
    ラジオ聴いてるそのままに聞こえてくるのってこの起こす人の技量なんだろうか。

  • 286

  • 気楽ーに読める。

  • (2014.04.17再読)
    ラジオで喋っているのを、こうやって文章に起こしてもおもしろいって素晴らしい。

    三谷さんの発言に対する、清水さんの絶妙な返しがすごいんですよね~。ロシア人の前で「他人の関係」を歌った、と言う話では「国交を悪くしそうな曲だ」とか言うし(笑)

    この本の終盤でお二人が話していたトイレの話に出てきた、男子トイレにある消臭剤みたいな丸いやつ。
    偶然にも、この本の前に読んでいた「偉大なる、しゅららぼん」にも出てきたのでちょっと驚きました。

  • 平成25 年7月30 日読了。

  • JWAVE深夜のラジオ放送でのふたりの会話を活字にしたもの。
    こんなものに★5つつけるのもどうかと思ったがおもしろいんだもの。この二人最高!!!

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著者プロフィール

1961年生まれ。脚本家。近年のおもな舞台作品に「大地」「23階の笑い」「日本の歴史」「ショウ・マスト・ゴー・オン」、ドラマ作品に「風雲児たち?蘭学革命篇?」や「誰かが、見ている」「鎌倉殿の13人」など、映画監督作品に「清須会議」「ギャラクシー街道」「記憶にございません!」などがある。また、おもな著書に『三谷幸喜のありふれた生活』シリーズ、『清須会議』など。

「2022年 『三谷幸喜のありふれた生活17』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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