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- Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344012813
作品紹介・あらすじ
五山の送り火の二日後、姉小路大宮の四辻で菊太郎は力のない足取りで歩く四十男を見かける。声をかけようか逡巡したが、後日、その男はさらに痩せさらばえ、腹には刀傷を負った姿で鯉屋に担ぎ込まれてくる。男は石工の松蔵。惚けのひどくなった母親の面倒を見るため、仕事を辞めて無住の寺に身を寄せていたという。男の悲惨な状況が意味するものとは?親思いの幸薄い男の窮地に菊太郎が立ち上がる表題作ほか全六編収録。
感想・レビュー・書評
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待望の新刊、田村菊太郎が如何なる手腕と話術で事件を解決していくのかが楽しみだったが、話の持って行き方が一寸マンネリ化している。長期連載ものとなると或る程度は仕方の無い事なのかもしれないが。あと、今のテレビドラマの内容は、チト頂けない。既に終わった物語を題材にして脚本を書くのであれば多少は致し方ないかとも思うが未だ完結していない物語に架空の人物を登場させて話を変えてしまう遣り方は如何なものか、親方日の丸放送の脚本家に反省を促したい(怒)
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