花の日本語

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 92
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344012974

感想・レビュー・書評

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  • たとえば「ペンペン草」と聞くと、そこら中
    に生えている雑草とイメージしてしまいます
    が、和名は「三味線草」と言います。

    ほら、身の部分を少しづつ下に裂いて振ると
    「シャラシャラ」という音を鳴らせる遊びを
    したことがある人はいると思います。

    「ペンペン」という名もここから来たと思い
    ますが、三味線草とは味わい深い命名です。

    またよく知られているところでは、クローバ
    ーは「白詰草」です。

    このように一般的に外来名で呼ばれている草
    花にも当然和名が存在します。それらの名前
    とそれにまつわる美しい日本語を知ることが
    できる一冊です。

  • 文庫で比較的最近発行されたので、そちらを購入予定。一読じゃ頭に入らなくて、手元に置きたい。山下景子さんの本は好きです。

  • 草花につけられた和名、その名前が付けられた意味やそれに込められた考えなどを著者の解釈を交えながら書かれた本。意外な由来を知ることができたり、ただ愛でるだけだった花にも色々な生き方、咲き方があるのかと、感心させられます。言葉は、解釈によって良くも悪くも考えられるということを感じる一冊。毎度のことながら麗らかに紡ぎ出された言葉に眼福です。雑学を深めるためにでも、ちょっとした教養を深めるにも良い本です。

  • 随分前に購入。
    山下景子さんの大ファンなので、彼女の著書はほとんど持っていますが、これは中でも特別!
    お花が好きな方には是非読んでいただきたい。
    イラストも鮮やかな色どりでとても綺麗。
    山下景子さんの本を読む度に、日本人で良かった…とつくづく思います。

  • @図書館

    花の名前(別名)の由来などについての本。

    花のイラストがとても残念な感じ…

    うーん。

    蛍提灯、が印象的だった。
    (山梨県の風習で、提灯の中に、蝋燭のかわりに蛍をいれて
    お墓参りにいくという)

  • 堅香子、夢見草、夏雪草、思い草・・・
    日本の花の呼び名にはとっても優雅で優しい名前がいっぱい。
    可愛い手書きのイラストもついていて、お花と日本語の勉強もできますよ。

  • 色々なお花のお話が可愛い挿絵つきで書いてあります。どこの国からきたか、名前の由来など、お花が好きな人は是非。文章がゆったりしています。

  • 花がイラストじゃなくて写真だったらよかったのに。花名の由来はなど興味深かったです。

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著者プロフィール

■山下 景子(ヤマシタ ケイコ)
兵庫県神戸市生まれ。
武庫川女子短期大学国文科卒業後、作詞家を目指し、「北海道・北賛歌コンクール」「愛知・名古屋マイソング」で最優秀曲など、数々の賞を受賞する。
初めての著書『美人の日本語』(幻冬舎)は26万部を超えるベストセラーに。
他に『花の日本語』『ほめことば練習帳』(幻冬舎)、『しあわせの言の葉』(宝島社)、『日本人の心を伝える思いやりの日本語』(青春出版社)、『大切な人に使いたい美しい日本語』(大和書房)、『手紙にそえる季節の言葉365日』(朝日新聞出版)などがある。

「2021年 『万葉の鳥』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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