- 本 ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344013162
感想・レビュー・書評
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タイトルに惹かれて読んだ。古文が苦手で仕方なかった私の思考をフリーズさせるに十分な和歌の蘊蓄の多さ!妖怪についての蘊蓄や考察は京極堂シリーズを読んでいるように錯覚した。 探偵役の御名形史紋が矢鱈と主人公の西田真規を馬鹿にする描写が多く、馬鹿にすることでしか会話できないのー?なんて思ったり。 私の好みの話ではなかったが、御名形史紋の台詞で一つ 「しかし人間関係で最も重要なのは、相性などではなく、きみの言う通り『縁』だ。(中略)しかし縁ばかりは、これは人の力ではどうしようもない。」 という言葉が心に残った。
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『一つ目の鬼を見た』その言葉を残し、離れに閉じ籠る鬼田山家の人間。そして、彼らは一様にしてこつぜんと姿を消してしまった……。 毒草師を名乗る御名形と医療雑誌の編集者西田との掛け合いが面白い。二人の温度差ににやり。二人のやり取りは面白いが、事件はドロドロ。一つの過ちからはじまってしまった負の連鎖。あの時彼女が、それをしたいといわなければ、あるいは彼が裏切らなければ?この結末はなかったのだろうか。しかし、今の代になっても同じようなことを一族の中でしているのだから、早いか遅いかの違いかなとも思った。
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説明ばかり。見た事あるおちだった。
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この著者の本は初めて。
図書館でパラパラして面白いかなーと。
表紙がドロドロっぽさを彷彿とさせたのもあって。
予想が当たって面白かったから良かった。
シリーズだからしばらく楽しめるのも嬉しい。 -
伊勢物語ベースの事件の物語。
好きな設定のお話なはずだけど、イマイチ乗りきれなかった。お互いに毒吐きながらの信頼感がもっと欲しかったかなと。
伊勢物語、古今和歌集云々は、国文学の講義思い出して懐かしくなりました。 -
201312 完読
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1/5
著者プロフィール
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