- Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344013407
感想・レビュー・書評
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『私のマトカ』に続き、こちらも。
あーもう泣けた(笑)。面白くってあったかくて、奔放なのに優しくて。
ラテン系・酒と泪と男と女、あと珈琲、煙草、それに犬(笑)。
こんなに豊かな人生は、はいりさんだからこそ。
羨ましいけど真似はできないしたくない⁈(笑)
マトカと併せて、手元に置きたいエッセイでした♡詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おもしろい!
現地に融け込み過ごす旅ってしてみたいなぁ。
そんな度胸ないけど・・・。 -
はいりさんの肩肘張らない自然体の文章がすっと入ってくる。
言葉は喋れなくても、現地の人たちと心を通わせているのがよく分かる。
つくづく物怖じというのを知らない人なんだなぁ。羨ましい。
帰りの飛行機で、涙に濡れたエピソードが印象的だった。
悲しい訳でもなくて、嬉しい訳でもなくて、
寂しい訳でもなくて、でも寂しくない訳でもない。
うん、分かるよ、その気持ち。
グァテマラに、その気候のようにカラリとした人たちに、
心を動かされたんだよね。 -
グアテマラの古都・アンティグアで暮らす弟を、13年ぶりに訪ねる旅に出る。舞台、映画、テレビなどで活躍する著者が旅と家族について綴ったエッセイ。
著者の弟はアンティグアに仕事と家族を見つけ、現地に根を張りグアテマラ人として生きている。スペイン語学校を主としながら入口では薬屋を営み、時に日本人旅行者のたまり場になり、時に定食屋になるような弟の家での滞在記のため、このエッセイは観光目的の旅行記とは違う趣がある。言葉は通じなくても地元の人々と関わり合い、庶民の生活を垣間見た驚きや感動が、楽しく描かれている。
常に旅のことを考えている私だが、南米という地は目的地候補としてあまり考えたことがなかった。そもそも何があるのか、どんな人が暮らしているのか等知らないことばかりである。そんな私に、素晴らしい点も良くない点も含めて様々なことをエッセイが教えてくれた。新しいことを知って世界が広がる、まさに本の醍醐味を味わうことができる一冊だった。 -
はいりさんの文章はわかりやすくて、しかもドラマがある。小説ではないから、それは、はいりさんの感受性そのものだと思う。
親密でなかった家族が、グァテマラで結婚した弟をめぐって新たな距離感を持ち始める。はいりさんの人への視線は暖かく、親密だ。きっと、べたべたしないけど付き合いやすいひとなんだろうな、と思わせる。
最後に意外な(?)ひとがあとがきを提供しているのもおもしろかった。 -
出会ったひとたちの描写が軽やかでじんわりおかしい。
「『ポコアポコ』と言われると、ぽこぽこ歩いてればなんとかなるさと思うのがマジックである。」という件がいい。 -
家族の絆、生命力が伝わるはいりさんのエッセイでした。
はいりさんの家族愛・・・というのはあまりにも等身大でリアルで飾らなくて、でも揺るぎない、ご両親や弟さん、その周りの人々への愛情がとにかくリアルでとてもぐっときた。名女優さんらしい鋭い観察眼も面白い。はいりさんのエッセイ、いいなあ。 -
表紙からしてすばらしい!グアテマラ織り風味。そして内容は、片桐はいりさんらしい独特の表現と波乱万丈の人生。傑作だと思います。
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「グアテマラ織り風味。」
風味と言うより、そのままですよね。
それでいて「わたしのマトカ」とも、お揃い!
早く次のエッセイ出ないかなぁ~「グアテマラ織り風味。」
風味と言うより、そのままですよね。
それでいて「わたしのマトカ」とも、お揃い!
早く次のエッセイ出ないかなぁ~2013/04/22
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近所で開催されていた古本市で
カバーに惹かれて購入。
南米グアテマラのアンティグアに移住した
弟さんを訪ねる旅エッセイ。
独特の言い回し
はいりさんのお顔が浮かびます。
町の人々との交流が面白く描かれてて
感性の豊かさに魅了されました。
フェルナンド(小)との交流
お父様と孫のフェルナンドとの交流には
うるっとくるものがありました。
マヤ遺跡を訪れた時の壮大な景色の描写が
とても素敵でした。
私も一緒にそこにいて、その景色を見てるような気分に。
「私のマトカ」
「もぎりよ今夜もありがとう」
即購入。楽しみです✨