悪夢のドライブ

著者 :
  • 幻冬舎
3.26
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本棚登録 : 124
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344013506

感想・レビュー・書評

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  • 悪夢シリーズの二作目です。

    前作同様とても面白く、先が読めないスピーディーな展開に、最後まで翻弄されっぱなしでした。

    とにかく、登場人物が多いのですが、描き分けもしっかりされているので、混乱することもありません。
    前作の登場人物が、さりげなく出てくるところも良いですね。
    なので、前作を読んでいると、更に楽しめると思います。

    デンボが良くて読みやすい文章に、作品自体が持つ疾走感が加わり、一気に読ませる勢いを感じました。
    映像化しても、きっと面白いでしょうね。

    シリーズ三作目も期待しています。

  • おもしろかった

  • 悪夢シリーズ 第2弾

    プロローグ
    第一部 二つの新コンビ
    第二部 悪夢のドライブ
    第三部 奪い合い
    エピローグ

    父親を亡くし、借金2億円を抱えた16歳少女・桜は、父親を嵌めた女性詐欺師のレイカに弟子入りし、一流のペテン師になることを目指す。

    ハリウッドスターを嵌めるレイカの大仕事に興味を持った桜は、ある作戦を生み出してしまう。

    誰が得するのか?誰が仲間なのか?

    売れない芸人に多重人格者のボクサー崩れ、ヤクザ、汚職刑事にハリウッドスター。

    痛快なドタバタ劇で、二転三転のストーリーで読む速度にも拍車がかかります。

  • 売れない芸人に、ややこしい問題を抱えているイケメンの運び屋、ぺてん師を目指す少女に、SMの女王様、ヤクザの組長に…と多種多様な人物が入り混じって、謎のブツを追いかける。
    これまたスピード感があって、あっという間に読み終えてしまった悪夢シリーズ。
    今回は後味スッキリです!

  • テンポもよくキャラも個性的だけども、非現実的な状況設定に入り込めず。テンポの良さが軽すぎる感じになってしまっている。すらすら読めるので肩の力を抜いて深く考えずにサラッと読めばよい感じかも。でも、内容はすぐに忘れそう。
    売れないお笑い芸人が多重人格の元ボクサーと運び屋コンビを組む。ハリウッドスターの派手なピンクの高級車であるものを運ぶことになる。ペテン師を目指す女子高生も絡んで・・・と内容を簡単に書いてみても漫画のよう。
    日本で一番多い苗字は佐藤だと思う・・・と変なとこにもひっかかった。いろんなことをちゃんと調べてるのかな。
    他の悪夢シリーズもドラマ化や映画化されたりしているみたい。軽い気分のときに読んでみようかと思う。

  • 読み進めやすく、一気に読めた。
    二人の視点を頻繁に行き来するので、わかりにくく感じるところがあった。

  • やっぱり木下半太はおもしろい!
    オチが唐突すぎて、え?って感じになったけど。途中登場人物の関係がこんがらがってよくわかんなくなった。よくもまぁあんなに伏線はれるもんだね。

  • 登場人物がみんな生き生きしていて、
    話に引き込まれる。
    重い本もいいけど、
    こんなふうに温かみがあって軽やかな本も好きだ。

  • 「何か重くなくて単純に楽しめる本ってないかな」と言っていたら進められたのが木下半太。どれを読んだら良いものやら、という感じではあったけど何となく選んで読んでみた。

    確かに重くないし、予想しない転回もあって、それなりに楽しめた。娯楽英語を観るような感覚、という読後感。

  • この前に観覧車があったみたい。
    アフロの若手芸人っていわれると
    あの人しか頭に浮かびません。

  • 悪夢シリーズです。
    色んな人が色んなトラブルに巻き込まれていく
    最後はなるほどなーと思ったりします。
    しかし、良くも悪くもこの人の本は何も後に残りません^^:
    でも読みやすいので楽しいんですけどね。
    エレベーターのあの人が出てるんですねー。
    地味に色んな人が出てたりするんだろうか?

  • 楽しく読めました。
    ちょっとそれぞれのキャラ設定が大雑把な気がしたけれど、話の構成としては好きな分野でした。

  • 桜ちゃん、すばらしいよ。
    すっかりだまされました。でも
    すっきりした。最後。

    ピンクのキャデラック、欲しい。
    いや、黄色がいいな。

  • 詐欺師、ヤクザ、女子高生などなどが微妙に絡み合いながらストーリーが進んで行く。コンゲームストーリー。

  • 読みやすかった。

  • 読みやすいです。
    基本雰囲気が軽いので、サラッとコメディを読みたいという人にいいかもしれません。
    他の「悪夢シリーズ(?)」も設定の割に軽いので読みやすいです。
    次回作も読んでみます。

  • 装幀 / 平川 彰(幻冬社デザイン室)
    装画 / 徒花 スクモ

  • 悪夢の〜シリーズの3作目かな...?
    実は読み始めた順番はこれが最初でした。

    前作と比べればストーリーの舞台が広がった為
    以前の様な演劇感は感じなくなった...かな。
    シリーズ中では一番面白い。

    とは言え...この手の展開につきものの様式美的な
    ラストや、その見せ方は正直...モノ足りないっス。

  • 山田!
    そうきたか!!

  • 個人的には観覧車のほうが面白かったけどこれもなかなかです^^

  • 悪夢シリーズは「エレベータ」「観覧車」に続いて3冊目です。今までの悪夢のエレベーターも悪夢の観覧車も密室が舞台でしたが、今回はドライブと言うことで目まぐるしく舞台が変わります。売れない芸人と家出少女がに交互に語る物語という構成がなかなか面白い序盤ですが、後半はかなりのどたばたコメディで、意外なトリックに期待していた私は、意外な結末とはいえ少々物足りない感じでした。登場人物が、家出少女に売れない芸人、外国人スターにヤクザやSM嬢、、、となればどれもキャラが立っているはずですね(^^)

    前作の話題も出て、登場人物も絡みがありましたが、この作品だけでも十分に単独で楽しめます。次の作品が出たら、きっと家出少女の五十嵐桜さんの活躍が見れそうな気もしますね。でも、先の2作に比べたら個人的には1ランクダウンでした(^^)

    日曜日に一気読みの本でした(気がついたら今日の休みは一歩の家を出ていなかった)。

  • 疾走感があって面白い!

    同じ著者の『悪夢のエレベーター』も読んだけど、こっちの方が断然面白い。

    しかも、今回のは『悪夢のエレベーター』に絡んだこともちょっと出てきたし…。

    ヴィレヴァンで“伊坂幸太郎の次はコレ!”として売られているのもわかる気がする…。

  • 『悪夢のエレベータ』と同じ作者の小説。<br>ただ、作品としては『エレベータ』の方が数段上。ドンデン返しをしたいのは分かるけど、登場人物の独白で嘘をつかせるのはルール違反。

  • 勢いもあり、個々のキャラクターに個性があるのだが、どこか中途半端さを感じる。映像的な作品。

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著者プロフィール

一九七四年大阪府出身。作家。劇団「渋谷ニコルソンズ」主宰。主な著書に『悪夢のエレベーター』『悪夢の観覧車』などの「悪夢」シリーズをはじめ、『アヒルキラー』『裏切りのステーキハウス』など。『悪夢のドライブ』『サンブンノイチ』『鈴木ごっこ』他、映像化作品多数。『ロックンロール・ストリップ』映画化の際は、自ら監督も務める。「仮面ライダーリバイス」(テレビ朝日系列)では自身初の特撮作品メインライターに抜擢された。

「2022年 『オーシティ 負け犬探偵 羽田誠の憂鬱』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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