名画座番外地: 「新宿昭和館」傷だらけの盛衰記

著者 :
  • 幻冬舎
3.67
  • (1)
  • (2)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 10
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344013629

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 昔の人は今の人に比べてひっじょおに己の感情に従順と言いますか…とにかく怒るんだったら怒る! 泣くんだったら泣く! といった非常に喜怒哀楽が表に出やすい人だったんだなぁ…と思いました。今の人みたいに腹ん中、何考えているのか分からないみたいのより断然コッチ、つまりは昔の人の方が良いですね! ←え?? 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まあ、そんなわけで名画座というものに興味を持ち、読んでみたんですけれども、いやはやこの時代に生まれたかったなぁ…などと僭越ながら思いました。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    本当にもう色々な人が居たんですねぇ…なんというか、気持ちと態度が直結しているようでイイですね! この時代の人は…

    ヽ(・ω・)/ズコー

    こういった名画座が徐々に廃れて行った時代に僕は生まれているのであるからして、この本に書かれてあるような文化は知らないんですけれども、なんだか羨ましくなりましたね…。

    そんなわけで映画とかいうものとロクに関わりを持たず、大人になってしまった僕ではありますけれども、気が向いた時などに映画館へ赴いて行ってみるのも良い趣味かもしれない…などと思いました。まあ、なかなか難しいんですけれどもね…おしまい。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 昭和館には何度も行って、火のついたタバコをポイ捨てしたおっさんと掃除のじいさんとがつかみあい寸前の言い争いをしているのを実見しているが、それどころではなく二階で火を焚いた奴がいたというからすさまじい。その現場を裏方として支えた著者の、あまり戻りたくないが懐かしくはある回想録。現在は浅草の映画館に勤めているらしい。

  • 覚えてる覚えてる。新宿駅南口(当時)から新宿末広亭に向かうのに路地を抜けていこうとすると通りかかる怪しい名画座が「昭和館」(ほぼ)やくざ映画専門の名画座。これは、著者が「昭和館」に就職してから「昭和館」が閉鎖されるまでを描いたノンフィクション。椎名誠の『哀愁の町に霧が降るのだ』を読んだとき「こんな人が現代にいたんだ」と思ったのが、10数年後『中場利一』の登場でまたしても「こんな人が現代にいたんだ」と思った。しかし、昭和50年代から平成の東京にもいたんですね、小説でもめったにいないようなベタなバカ達が。確かにあの界隈は歌舞伎町より怪しかった

  • 本当にノンフィクションか?と思わせるような濃いキャラクターとある意味壮絶なエピソードの連続。いわゆる映画本ではありませんが、読ませます。

全4件中 1 - 4件を表示

川原テツの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×