ビター・ブラッド

著者 :
  • 幻冬舎
3.35
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本棚登録 : 685
レビュー : 147
  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344013711

作品紹介・あらすじ

ベテラン刑事の父親に反発しながらも、同じ道を歩む息子の夏輝。夏輝がはじめて現場を踏んでから一カ月が経った頃、捜査一課の係長が何者かに殺害された。捜査本部が疑う内部犯行説に、曲者揃いの刑事たちは疑心暗鬼に陥るが…。初の現場でコンビを組む事になったのは、少年時代に別離した実の父親だった-。「犯人に告ぐ」、「クローズド・ノート」で各界から大きな注目を集める著者、待望の最新ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 今春に佐藤健さん主演のドラマの原作。
    家内が妙に楽しみにしていたせいか、図書館で目に入ってきました。

    雫井さん、コレがお初だったりします。

    ドラマの舞台は銀座周辺ですが、こちらは新宿周辺になるのかな、、
    それぞれの、所轄と捜査一課に所属との設定も異なっています。

    主人公は、刑事になりたてで諸葛に配属された佐原夏輝と、
    本庁の捜査一課にいる夏輝の父、島尾明村。

    夏輝が幼いころに離婚して、母方に引き取られるも、
    その母親も数ヵ月後には蒸発してしまったとの、なかなかに重い設定。

    夏輝は仕事にかまけて家族を捨てたと明村と見切っていたのですが、、
    何の因果か、その二人がコンビを組むところから物語が始まります。

    といっても、父明村は鷹揚と夏輝を包み込んでいたりもするのですが、、
    その辺りの機微は、ある程度のおっさんでないと分からないかも、知れません。

    ドラマの方では、二人とも同じ視線で喧嘩しているので、
    その辺りも含めて新鮮な設定には見えました、ふむ。

    さて、本書では二つの事件が綴られていますが、
    軸になるのは一人の情報屋、「貝塚剛久」。

    なかなかにエゲツナイ正確に描かれていて、
    刑事たちの過去にまで触手を伸ばしているとかいないとか。

    ドラマではその部分をもっとクローズアップしているようで、
    冒頭から面白い伏線が張られているようでもあります。

    この辺りの差を楽しみながらドラマを見るのも楽しそうです。

    登場人物たちがどれも魅力的ですので、
    連作短編のような続編が出ると、面白いかもですね。

    ラスト、夏輝の明村に対する屈託も多少は解消されるのですが、、
    さて、その辺りがドラマではどう描かれるのかも楽しみです。

  • 面白かった。軽い感じで、読みやすかった。おぉと驚くようなミステリではなかったけど。
    親子の愛憎物語(大げさ)として読めばGood!
    明村さんいい。茶目っ気たっぷりで、憎めない。夏樹の心もそのうちとけていくだろう。
    ジャケットプレイも身についてきたことだし。親子そろった「警察、です。」見てみたい。
    明村さんの「足が、つったー」これは、受ける。

  • 新人刑事の佐原がバディを組むことになったのは、幼い頃に離れて暮らすことになった父親だった。

    父親を認めず嫌悪しながらも、バディとして力を合わせながら事件解決に向けて突き進んでいく。

    キャラクター設定が濃くて、佐原の父親ことジェントルはイメージしながら読むと面白かった。

    事件自体もミステリー要素もあり、ラストの展開は一気読みさせる盛り上がりもあった。

  • 親子刑事の話

  • キャー面白かったわ
    TVドラマで見たので始め
    篤郎君と
    ダブって何かなぁと思ったけど
    ちょっとまだるっこいとこもありましたが概ね良かった

  • 2008.1

  • 途中登場の相星という情報屋に心惹かれました。
    正直読んでも読んでも事件の核が見えてこないじれ感があったんですが、相星がわいわいやってくれたお陰で楽しめた。

    彼が一番好きだ。

  • キャラクターが際立った刑事登場にギャグ風味か?と思いながら読んでいたのですが、主人公の夏輝が新米ながら頑張る姿と、真相に少しずつ迫っていく様子に「どうなるんだ?!」と展開が気になって思わず最後まで読んでしまいましたっっ(*´∀`*)うまい具合に謎が絡まっていて面白かった★私のお気に入りキャラだった相星の結末が残念で仕方ない(T_T)切ないよ!!!

  • ドラマをしていたことは知っていたのですが一度も見たことはなく…図書館で見かけたので借りました。ギャグ要素の強い話でした笑
    登場人物がいささか多くて覚えるのに苦労しました。

  • 肝心なときに「足つったー!」
    そして遠くから「夏輝!クーガー、クーガー!」
    と、息子の危機的状況なのに、
    ユーモアが抜けない父、明村。
    それを、ときに冷たく、ときに危機的状況のなかでツッコム息子、夏輝。
    このコンビが織りなすドタバタ事件そして淡い恋、失恋(笑)
    このままドタバタで終わるのかと思っていたけど、やっぱり雫井さん。手に汗握る箇所や、心が染みる部分も、きちんと織り交ぜてあります。

    2014.9.2

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著者プロフィール

雫井 脩介(しずくい しゅうすけ)
1968年、愛知県生まれの小説家・推理作家。専修大学文学部卒業後ひとたびは就職。出版社などを経て、1999年内流悠人(ないる ゆうと)という筆名で応募した『栄光一途』が第4回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、2000年同作でデビューする。
2004年『犯人に告ぐ』が、2004年版「 週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、2005年版「このミステリーがすごい!」で第8位、第26回吉川英治文学新人賞の候補として選ばれ、第7回大藪春彦賞を受賞。豊川悦司主演にて映画化・ドラマ化。代表作となる。
2006年に恋愛小説『クローズド・ノート』を発表し、沢尻エリカ主演で映画化。2013年刊行の『検察側の罪人』は2013年度「週刊文春ミステリーベスト10」4位など評価を受け、2018年8月24日木村拓哉・二宮和也共演で映画化。

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